ニキビ跡を綺麗にするには 

美肌

 

ニキビとは?

医学用語で「尋常性ざ瘡」と呼ばれる皮膚の病気。毛穴に皮脂や老廃物が溜まることで毛穴の出口を塞いでしまい、毛穴の中でアクネ菌と呼ばれるニキビの原因菌が悪さをすることで起こる炎症。

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ニキビを防ぐためには、皮脂の分泌量を正常に整えたり毛穴が詰まらないよう日常的にケアをすることも大切ですが、炎症が起きてしまった時に早期に治療を行うことが一番大切になります✨

ニキビができたときは、すぐに皮膚科にかかると良いでしょう🌱

ですが、この治療が遅れてしまったり怠ってしまうことでニキビ跡となってしまうのです。

ニキビ跡には2種類あり、色味が残っているもの(色素沈着)と、肌の凹凸(瘢痕:クレーター)がありますり

今回は、色素沈着に対してのアプローチ方法を深掘りしていきます🕵️‍♂️

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実は色素沈着にも種類がありまして、

🔴赤い色味(炎症後紅斑:PIE)

🟤茶色い色味(炎症後色素沈着:PIH)

ざっくりとこの2種類に分けられます。

これらの色素の元になっているものがわかれば、何をしたらいいのかが芋蔓式に分かってきます💡

炎症後紅斑とは、ニキビの炎症によって細胞がダメージを受け、治そう治そうと体が頑張った結果毛細血管が拡張してしまっている状態。つまり血液の赤です。

炎症後色素沈着とは、ニキビの炎症によってメラニンを作る細胞が過剰に刺激されてしまい、メラニンが定着してしまっている状態。いわゆるシミやくすみです。

ターンオーバーによって数ヶ月で自然に消えることもありますが、ダメージが深いほど年単位でしぶとく残ってしまいます。お顔に跡が残ってしまうと自分に自信が持てなくなってしまったり、鏡を見る度に気になってしまう方も多いと思います。

だからこそ短い期間で、正しい治療を受けて根本から治していきましょう✨

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🔴炎症後紅斑の治療🔴

・BBL(光治療)

BBL(IPL)の光には血管に吸収される波長を含んでおり、拡張した毛細血管に反応させダメージを与えることで、赤みの改善に繋がります。フォトフェイシャルとも呼ばれるこの施術は、レーザー治療とは異なり複数の波長が同時に出る特徴を持っているため、赤みの他にもニキビやしみ、くすみ等にも効果を出すことが可能です✨

・絵レクトロポレーション・イオン導入(VC)

電気の力を使い真皮層まで美容成分を届ける施術。VCには鎮静効果があり、皮脂分泌も抑えることからニキビ治療に効果的です。抗酸化・抗炎症作用が高くニキビ跡の回復を早めてくれます。

・トランサミン(内服薬)

炎症を抑える作用があり、ニキビの治療をサポートする医薬品です。メラニンの素となるメラノサイトの活性化も予防する働きがあるため、色素沈着を防ぐ効果も✨

🟤炎症後色素沈着の治療🟤

・BBL(光治療)

赤みと同様、光エネルギーの作用で沈着してしまったメラニン色素にダメージを与えることで色素沈着を改善します✨

・生ピーリング(サリチル酸ピーリング)

古くなった角質を剥がすピーリング。コウジ酸を配合しているため、メラニン色素の生成を防ぎくすみのない白いお肌へ導きます🥚

・ハイドロキノン(外用薬)

お肌の漂白剤と呼ばれる塗り薬。メラニン色素の生成を防ぐため、ニキビ跡に効果的とされています。

・シナール(内服薬)

VCにはメラニン色素の生成を防ぐ効果あり。その他にも、皮脂分泌を抑制したりコラーゲンの分泌を促す効果や抗酸化・抗炎症作用も期待できます🍋

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上記で挙げた治療のなかでも、内服薬や外用薬はクリニックに行かなくてもご自宅で出来るケアとなっています。この他にも、日頃から適切な保湿や紫外線対策、食事や睡眠なども併せて意識していただくとより早期改善の後押しとなっていきます✨

また、皮膚科治療で忘れてはいけないのが「一度では改善しない」ということです。根気強く継続し、お肌の土台から整えて一緒に美しいお肌作りを目指していきましょう🌈

ニキビ跡には2種類あり、色味が残っているもの(色素沈着)と、肌の凹凸(瘢痕:クレーター)があります。前回は色素沈着に対してのアプローチ方法をお伝えしたので、今回は肌の凹凸(瘢痕)について深掘りしていきましょう🕵️‍♂️

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🙋🏻クレーターはなぜできるの?

医学的には「陥凹性瘢痕」と呼ばれるもの。何らかの理由で皮膚が損傷することで凹んでしまった状態となります。

外傷や水疱瘡が原因となることもありますが、多くの原因はニキビの強い炎症が原因で生じます。ニキビを潰したり、炎症の程度が重度だったり、炎症が長期間続いたりして深い層の真皮にまでダメージが及ぶことで、毛穴の周辺がくぼんでしまうのです🕳️

また、このような状態になってしまうと、自力で治すことは難しいと言われています。

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🌕クレーター(瘢痕)の治療🌕

・サブシジョン

クレーターの皮膚の下には固い繊維があり、皮膚組織が癒着を起こしている状態。そこで、専用の針繊維を切断・剥離することによって癒着を緩和し、へこみを緩和させます。

また、サブシジョンと併用して癒着があった空間にヒアルロン酸を注入することで、ニキビ跡の改善や再癒着を防ぐことができます✨

・ダーマペン

比較的浅いクレーターであればダーマペンが効果的。肌に微小な穴を空けることで肌の創傷治癒力を使って凹みを治していく施術です。

深いクレーターの場合には、サブシジョンで内側を治療したあとにダーマペンで表面の凹凸を治していくことで、より改善が期待できます✨

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サブシジョンとダーマペンは当院でも同日に施術することが可能になります。少ない回数で効果的にニキビ跡の治療ができるよう、一緒に頑張っていきましょう🌸

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