1.サクセンダ(Saxenda®)
サクセンダは、ノボノルディスクファーマー社が抗肥満症薬として発売しており、アメリカFDA・ヨーロッパ医薬品許可当局(EMA)・食品医薬安全局(MFDA)の承認を受けた食欲抑制剤です。
●入手経路
治療に用いる医薬品は当院医師の判断の元、個人輸入手続きを行ったものです。
当クリニックで使用するGLP-1注射はサクセンダ、一般名をリラグルチドと言い、ノボノルディスク社の製品です。
●国内の承認医薬品等の有無
無し。日本では肥満治療薬として未承認のため、医薬品被害救済制度の対象外となります。
●副作用
便秘、吐き気、低血糖症状などを生じることがあります。
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2.リベルサス
リベルサスはGLP-1を成分とした経口タイプの食欲抑制薬です。
リベルサスはGLP-1受容体作動薬(体の外からGLP-1を補う薬のこと)の一種で減量に有効とされる「セマグルチド」が成分の経口薬です。
医薬品医療機器等法において、リベルサスは2型糖尿病の効能・効果で承認されていますが、当院で行う美容目的での使用については国内で承認されていません。
●入手経路
国内流通代理店経由で入手しております。
●国内の承認医薬品等の有無
無し。日本では肥満治療薬として未承認のため、医薬品被害救済制度の対象外となります。
●副作用
吐き気、下痢、胸やけなどの胃腸障害(内服を続けるうちに軽くなります)
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3.マンジャロ
マンジャロは、イーライリリー・アンド・カンパニー(Eli Lilly and Company)の週1回自己注射で持続性GIP/GLP-1受容体作動薬です。体重減少の効果が従来の薬よりも高いと期待されています。
●入手経路
国内流通代理店経由で入手しております。
●国内の承認医薬品等の有無
無し。日本では肥満治療薬として未承認のため、医薬品被害救済制度の対象外となります。
●副作用
胃腸症状、低血糖症状、便秘症
4.ゼップバウンド

アメリカの製薬会社イーライリリー社が開発した、肥満症の治療を目的とした注射タイプの医療用医薬品です。
2024年に厚生労働省が肥満症治療として承認された最新の薬剤で有効成分にはチルゼパチド(Tirzepatide)が使用されております。これはGLP-1受容体とGIP受容体の2つに働きかける“デュアルアゴニスト”という新しいタイプの薬剤です。
●入手経路
国内流通代理店経由で入手しております。
●副作用
吐き気、便秘、下痢、お腹の張り・不快感、胃のムカつき、食欲低下、頭痛や倦怠感