GLP-1(受容体作動薬)ダイエット製剤の比較と一覧

GLP-1メディカルダイエット

クリニックで処方されているGLP-1ダイエットの薬剤は、自由診療による処方のため、様々な広告表現がされており、例えば「月々5,100円~」や「¥5,900~/月」。このような「価格のみ表記」を良く見かけますが、実際に処方してくれる薬剤がどのような薬剤を処方するかのわかりにくいクリニックが多いですよね。 そこでプライベートクリニック恵比寿では、実際にGLP-1メディカルダイエットで代表的に処方されるGLP-1(受容体作動薬)製剤の比較と一覧をまとめてみました。

サクセンダ(ビクトーザ)

代表的なGLP-1メディカルダイエットでの薬剤
サクセンダ、ビクトーザは呼び名の違いだけで成分は同じ「リラグルチド」です。
長時間作用型の薬剤です。
総量も同じです。(総量:18mg)
ビクトーザは日本国内で糖尿病治療で認可されたものです。
サクセンダは、日本人と欧米諸国の人と比べBMIが30以上の人が少ないため、
糖尿病治療の薬剤としては未認可です。

大きな違いは、一度に投与できる量に違いです。
ビクトーザで投与できる一度の量が0.3mg刻みです。
1度に投与できる量は最大1.8mg

サクセンダは1度に投与できる量が0.6mg刻みです。
1度に投与できる量は最大3.0mg
毎日0.6mg投与で30日分
毎日1.2mg投与で15日分
毎日1.8mg投与で10日分
毎日2.4mg投与で7.5日分
毎日3.0mg投与で6日分
となります。

個人差はありますがダイエットを目的とした投与の場合は1日/0.6mg〜の投与量で、
結果が出ることが多いです。
そのため多くの国や日本国内でダイエットに適した抗肥満薬としてサクセンダを採用しています。

バイエッタ

成分は「エキセナチド」です。
サクセンダ(ビクトーザ)と違い短時間作用型の薬剤です。
トカゲの唾液から有効成分を抽出しております。
(総量:300μg)
1度の投与量が5μg 投与は1日2回
バイエッタの特徴は胃からの排泄抑制作用が強く、
食欲を抑える作用もあります。
1度の投与量が少ない分副作用が少ないので、薬が効きやすい方におすすめです。
また、1日に2回打つ事に抵抗がある場合があります。
1日の量を1回にして、1本で2か月ほど長く使用もでき、
軽めに食欲を抑えたり、ダイエットのサポートとして使用できます。

ビデュリオン

成分はバイエッタと同じ「エキセナチド」です。
(総量:2mg)
エキセナチドが「マイクロスフェア」という合成高分子微粒子に包埋された薬剤です。
使用前によく振り、粒子を混ぜダマにならないように使用します。
2mgを週に1回使用します。
注射針は他剤より太いですが、食欲抑制効果は強いです。
太めの針ですから、週に1度クリニックへ行かなければならないので
手間になる場合があります。
逆に大きなメリットは毎日自身で注射を打たなくても、
週に1回の投与で長く持続する作用があります。

リキスミア

成分は「リキシセナチド」
短時間作用型の薬剤です。
(総量:300μg)
1日1回10μg~20μg使用します。
1日1回0.6mgから3.0mgまで調節できる「リラグルチド」薬剤に比べると
物足りなさを感じる場合があります。
使用量の調整も少なく抗肥満薬としては利便性にかける点があります。

トルリシティ(アテオス)

成分は「デュラグルチド」
長時間作用型の薬剤です。
(総量:0.75mg)
週1回の使用です。ビデュリオンとは違い、自宅で使用できます。
皮膚に当てて押すだけの簡単な薬剤です。
バネがセットされ注入が容易になっている点が優れています。
週に1度、自宅でも使用でき毎日注射するのに抵抗がある方には利点があります。
逆に1週間のうちに食欲の浮き沈みがあり安定しにくく
細かな調整ができない点もあります。

まとめ

過去に様々なダイエットを試してみたが、継続できなかったり、リバウンドを経験される方々は多いです。そのような方も痩せやすい体質に導いてくれるのが、この「GLP1メディカルダイエット」です。

使用する薬剤や方法によりダイエット効果に差が出ます。実際にご自身のダイエット目標や体の状態によって異なりますので医師に相談し、正しいGLP-1ダイエットをしていきましょう。

プライベートクリニック恵比寿では、患者様一人ひとりが安心してダイエットをしていただけるように、BMIをもとに治療方針をきめ、ダイエットを管理サポートしております。お気軽にお問い合わせください。

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