GLP-1製剤「サクセンダ」がダイエットに主流な理由

このところコロナによる自粛もあり、どんどんGLP-1ダイエットの需要が増加傾向にありますが、

今回GLP-1ダイエットの製剤として、多く処方されているサクセンダがなぜ主流なのかをお伝えしたいと思います。

前回のおさらいのGLP-1メディカルダイエットは、以下をご確認ください。

診療を行う中で、お客様から頂くご質問として、ビクトーザが効きやすいと聞いた、トルリシティはどうなんですか?サクセンダとビクトーザの違いなどピンポイントで具体的に頂くものとは対照的に、

・たくさんGLP-1製剤が多すぎて、何を処方してもらえば良いのかわかりません。

といった抽象的かつ曖昧としたものも結構ございます。
各製剤の特徴は以下におまとめしています。

では、日本において最もメジャーな痩身治療薬であるサクセンダとは、

リラグルチド3mg の欧米における販売名です。
Saxenda®は、肥満症を適応とした欧州初の 1日1回投与のヒトGLP-1アナログ製剤です。
元々は2型糖尿病の治療薬でしたが、2014年に米国FDA(アメリカ食品医薬品局)に、ヨーロッパ医薬品許可当局(EMA)、食品医薬品安全処(MFDS)の認可を取得し、現在では欧州連合28ヶ国で承認が取られました。

当院では、FDA認可を取得している安全性の高い肥満治療薬のGLP-1(サクセンダ)を採用しております。また、GLP-1と97%成分が同じであるとも言えます。

また、従来の抗肥満薬のサノレックスは、依存性などで使用制限がございます。
それと比較し、サクセンダのようなGLP-1製剤は、耐性が起こりにくく、比較的安全性が高いと言われています。

但し、治療期間は医師との相談の上決めます。 投与量についても必ず医師の指導に基づいた使用を行ってください。

また、当院へご来院をされるお客様から、
「脂肪溶解注射 」 と 「 GLP-1ダイエット 」 はどちらが良いのか?とご質問がございますので、こちらで回答させていただきます。

まず、特徴としては、
脂肪溶解注射は、「部分痩せ」と「短期間治療」です。
皮下脂肪に直接注射することで、薬液の浸透した部分の脂肪細胞が破壊され溶解していく作用です。

一方で、GLP-1ダイエットは、「全体痩せ」です。
GLP-1ダイエットは注射した場所の脂肪が破壊されるわけではなく、
GLP-1は血糖をコントロールする働きがある他、食欲中枢に働きかけて食欲を抑制し、カロリー摂取が減ることで、結果として、脂肪量が減ることで「全身痩せ」という効果を得ることが出来ます。基礎代謝アップにより脂肪も分解されやすくなります。

以上のようにダイエットといってもお客様の目的や目標によって、治療は様々です。

当院でGLP-1ダイエットを行うことで、本来、食事をどうしても我慢しきれず、ストレスで暴飲暴食してしまった方などGLP-1ダイエットで、無理なダイエット方法をを忘れて食事を楽しむことができるようになります。
有酸素運動を組み合わせることにより、さらに効率よく脂肪燃焼、減量を行うことができます。