失敗の原因と、当院が徹底している回避策
「ジュベルクが気になっているけど、しこりができるって聞いて不安…」
「ボコボコになったら戻らないのでは?」
実際、ジュベルクを検討されている方の多くが効果よりも先に、この不安で検索しています。
この記事では、
✔ しこりは本当に起こるのか
✔ なぜ起こると言われるのか
✔ どうすれば防げるのか
を、医師の立場から包み隠さず解説します。
結論からお伝えします
👉 ジュベルクは、正しく行えばしこりやボコボコが起こる治療ではありません。
ただし、いくつかの条件が重なると、しこり・凹凸が起こる可能性はあります。
重要なのは、**製剤そのものではなく「扱い方と設計」**です。
なぜ「ジュベルクはしこりが出る」と言われるのか?
ジュベルクは**PDLLA(ポリD,L乳酸)**という成分を含むコラーゲン生成を促す治療です。
この特性上、
- 製剤が均一でない
- 浅い層に入る
- 一点に集中する
と、触ると分かる硬さや、表面の違和感として感じられることがあります。
👉つまり**“しこり=失敗”ではなく、“工程ミスの結果”**です。
しこり・ボコボコが起こる主な原因

① 浅すぎる層への注入
皮内〜ごく浅い層に入ると、
- 表面がボコつく
- ザラつきが出る
- 見た目に違和感が出る
👉 最も多い失敗パターンです。
② 一点に量を入れすぎる
- 打点が少ない
- 1点あたりの量が多い
この状態では、その場所だけ硬くなりやすい。
👉「少ない回数で済ませたい」という考えが逆にリスクを高めます。
③ カニューレで線状に入れる
カニューレは便利な反面、
- 粒子製剤との相性
- 層の微調整の難しさ
から、線状のしこりにつながることがあります。
④ 製剤の攪拌(かくはん)が不十分
ここは意外と知られていない重要ポイントです。
ジュベルクは粒子を均一に懸濁させた状態で注入する必要があります。
- 手で軽く振るだけ
- 十分な時間をかけない
こうした場合、粒子が局所的に集中し、硬さやザラつきの原因になります。
当院が徹底している「しこり回避のための対策」
当院では、**しこりは“防げるトラブル”**と考え、以下をすべて前提に施術を行っています。
① ジュベルク専用の攪拌機を使用

当院では、
- ジュベルク専用の攪拌機(ボルテックスミキサー)を使用
- 規定時間での十分な攪拌
- 施術直前の再攪拌
を行い、
製剤が均一な懸濁状態であることを確認してから注入します。
実際には、専用の攪拌機を使用せず
簡易的な混和のみで行われているケースもあります。
👉どれだけ打ち方が丁寧でも、中身が均一でなければ仕上がりは安定しません。
② 真皮中層〜やや深めへの注入
リジュランのような浅い皮内注射は行いません。
👉触っても分からない層に、均一に広げることを最重視しています。
③ 面で効かせる設計(点の集合)
- 一点集中しない
- 点を分散させる
👉**「点の集合で面を作る」**イメージです。
これにより、
局所的な硬さを防ぎます。
④ 医師による手打ち施術
ジュベルクは、
- 皮膚の厚み
- たるみの程度
- 部位ごとの差
で、適切な深さ・量が変わります。当院では医師が設計し、手打ちで微調整します。
⑤ 初回は「全顔の土台作り」
部分的に強く効かせるより、
👉 まずは顔全体を均一に整える
これが
しこり・違和感を最も防ぎやすい方法です。
万が一、硬さを感じた場合は?
多くの場合、
- 数週間〜数か月で自然に馴染む
- コラーゲン生成とともに目立たなくなる
ケースがほとんどです。必要に応じて診察・フォローも行いますので、不安を一人で抱える必要はありません。
「しこりが怖い方」への別の選択肢
注射そのものが不安な方には、
ダーマペン+ジュベルク
- 注射なし
- 肌表面中心
- マイルドなアプローチ
という選択肢もあります。
👉 無理に手打ちを勧めることはありません。
よくある質問
Q. しこりは一生残りますか?
→ ほぼありません。適切に行えば一時的です。
Q. 他院で受けた後でも相談できますか?
→ 状態によって可能です。まずは診察で判断します。
まとめ|しこりの不安は「工程」でほぼ防げます

- ジュベルクは危険な治療ではない
- しこりは「設計・攪拌・注入」の問題
- 当院では工程を省略しない
だからこそ、自然でなじみの良い仕上がりを目指せます。
