小顔治療で注目される理由と、唾液腺ボトックスのデメリットまで徹底解説**
小顔治療の中で、近年とても人気が高まっているのが“唾液腺(だえきせん)ボトックス” です。
まずは「唾液腺とは何か?」という基礎から分かりやすくお話しします。
■ 唾液腺とは?(耳下腺・顎下腺・舌下腺)

唾液腺とはその名の通り、唾液をつくる器官です。大きく分けると次の3つがあります。
✔ 耳下腺(じかせん)
・頬の一番広い部分、耳の前〜下あたり
・大きい唾液腺で、顔が横に広く見える原因にもなる
✔ 顎下腺(がくかせん)
・顎のラインの下側
・二重アゴ・フェイスラインのもたつきに影響しやすい
✔ 舌下腺(ぜっかせん)
・舌の下にある小さな唾液腺
・ボトックス治療の対象になることはあまりない
特に耳下腺・顎下腺は
年齢・食いしばり・むくみ などで大きくなりやすく、顔の“下膨れ感”や“もたつき”の原因となるため
小顔治療ではこの2つを主にターゲットにします。
■ 唾液腺ボトックスとは?
肥大した唾液腺の働きをボトックスで軽く抑え、唾液腺そのもののボリュームを少しずつ小さくする治療です。
✔ ダウンタイムが少ない
✔ 自然に細くなる
✔ 咬筋ボトックスと組み合わせてより小顔
という理由で人気です。
■ 唾液腺ボトックスのメリット
- 顔が自然に細く見える
- 下顔面の“重さ”が軽くなる
- 二重アゴ・フェイスラインのもたつきが改善
- たるみ世代(30〜50代)に特に効果的
- 咬筋ボトックスと併用でさらに小顔効果
- 5分で終わり、ダウンタイムほぼなし
■ 唾液腺ボトックスのデメリット・副作用
効果はとても優秀ですが、医療なのでデメリットも正確にお伝えします。
① 唾液量が少し減ることがある
基本的には問題のない範囲ですが、
・口が少し乾きやすい
・喉が渇きやすい
と感じる方がごく少数います。
※一般的な日常生活で支障が出るケースは非常に稀。
② 効果が出るまでに2〜4週間かかる
咬筋と違い、唾液腺はゆっくりサイズが変化します。「即小顔」ではなく、自然に痩せていくような変化になります。
③ 効果は3〜6ヶ月で徐々に戻る
継続する場合は半年に1回程度の治療が必要です。
④ 稀に軽い左右差が出ることがある
腺の大きさ・形が人によって違うため、
最初の1回はわずかな左右差が出ることもあります。
※調整で改善可能。
⑤ 過度に打ちすぎると“こけた印象”に見えることがある
適量を超えてしまうと、痩せすぎたように見えたり、老けた感じが出ることも。
だからこそ医師の診察で“適量を見極める”ことが最重要です。
■ まとめ:唾液腺ボトックスは自然で美しい“小顔治療”
- 顔の下半分が重い
- 二重アゴが気になる
- たるみでフェイスラインがぼやけてきた
- 咬筋だけでは変化が弱かった
こういった方には、唾液腺ボトックスは非常に相性が良い治療です。
ただし、
✔ 口の乾き
✔ 効果がゆっくり
✔ 打ちすぎによるこけ感
といったデメリットもあるため、医師が“適正量”を判断して行うことが大切です。

