結論からお伝えします。サブシジョンは「すべてのニキビ跡を治す治療」ではありません。
ただし、適切なニキビ跡に対しては、他の治療では得られない改善が期待できます。
この「できること」と「できないこと」を理解していないまま治療を受けると、満足できなかったり、「失敗だった」と感じてしまう原因になります。
サブシジョンで「できること」

サブシジョンは、皮膚の深い部分で起きている“癒着”を解除する治療です。ニキビ跡、特にクレーター状の凹みは、皮膚が下の組織に引っ張られたまま固定されています。サブシジョンでは、この引っ張っている線維を切り離すことで、
- 凹みの原因を解除する
- 皮膚が自然に持ち上がる余地を作る
といった効果が期待できます。特に、ローリング型のニキビ跡では、サブシジョンが治療の中心になることも少なくありません。

サブシジョンで「できないこと」

一方で、サブシジョンにも限界があります。以下のようなケースでは、サブシジョン単独での改善は難しいことがあります。
- アイスピック型の非常に細く深い凹み
- 皮膚自体が薄く、余裕がないケース
- 表面の凹凸が主な原因の場合
これらの場合、リジュラン、レーザー、RF治療などを組み合わせて考える必要があります。
よくある誤解

「サブシジョンをすれば、1回で治る」
「どんなニキビ跡でも改善する」
これは、実際の診療ではほとんど当てはまりません。多くの場合、数回の治療を計画的に行い、徐々に改善していく治療です。またサブシジョンだけでなく、ヒアルロン酸や再生治療のリジュランを併用することでより安定した結果を目指すこともあります。
大切なのは「適応の見極め」

ニキビ跡治療で最も重要なのは、どの治療が合っているかを正しく見極めることです。サブシジョンが適していないニキビ跡に対して無理に治療を行うと、期待外れの結果になってしまうこともあります。

まとめ
サブシジョンは、正しく使えば非常に有効な治療です。ただし、「万能ではない」という前提を理解した上で、治療計画を立てることが重要です。不安や疑問がある場合は、無理に治療を進める必要はありません。納得できる説明を受けた上で、自分に合った方法を選ぶことが、後悔しないニキビ跡治療につながります。
ニキビ跡サブシジョンの全体像(効果・限界・向き不向き)は、こちらの記事で体系的に解説しています。
