側頭筋ボトックスで“目のたるみ”と“リフトアップ”が改善する理由**

ボトックス

「側頭筋ボトックスって、こめかみの筋肉を柔らかくする治療ですよね?どうして目のたるみやフェイスラインのリフトアップに効くの?」

お客様から非常に多くいただく質問です。
実は側頭筋は、美容において“隠れたキーマッスル”とも言える重要な存在。
この筋肉を正しくケアすると、思わぬ若返り効果が出ます。


**1. 側頭筋とは?

こめかみ〜頭の横に広がる大きな筋肉**

側頭筋は、

  • こめかみ
  • 目尻の上
  • 耳の前
  • 頭部の側面

を広く覆う「扇状の大きな筋肉」です。

噛む・歯を食いしばる・噛み締める
これらの動作で最も使われる筋肉で、現代人はPC作業・ストレス・睡眠時の食いしばりで、知らないうちに硬くなりがちです。


2. 側頭筋が硬くなると、なぜ“目がたるむ”のか?

側頭筋は「目の上の土台」だから

目の上の皮膚を支えているのは、
骨 → 側頭筋 → 皮膚
という層構造です。

側頭筋が硬くなると、

筋肉が“縮んで厚く”なる

その結果、
目の外側〜眉の外側が “下に引っ張られ” る

これが40代から急増する、

  • 目尻のたるみ
  • 眉尻の下がり
  • 二重ラインが浅くなる
  • まぶたの重さ
  • 外側の影クマ

の原因のひとつ。

硬い側頭筋は“圧迫”も起こす

筋肉がギュッと固まると、上の皮膚・脂肪を押し下げます。これも目の外側の重さにつながります。


3. 側頭筋ボトックスで、まぶたが軽くなる理由

側頭筋ボトックスで筋肉の緊張を和らげると…

眉尻が自然に持ち上がる(非手術リフト)

側頭筋がゆるむことで、下に引っ張る力が弱まり、眉尻が1〜2mm上がることも多いです。

1〜2mmでも目元の印象は劇的に変わり、
「なんか若返った」「外側が軽い」
と感じる方が多いです。

外側のまぶたの重さが減る

筋肉の圧が取れるため、目の開きが自然と改善します。


4. フェイスラインのリフトアップにも効果がある理由

側頭筋は、実は顔の「上方向のリフト力」を支えています。

側頭筋 → SMAS → フェイスラインへつながる

  • 側頭筋
  • 側頭筋膜(テンション構造)
  • SMAS
  • 頬〜フェイスライン

これは一枚の“シート”のようにつながっているため、側頭筋の緊張が緩むと、

SMASが下方向に引っ張られにくくなる
頬が下がりにくくなる
フェイスラインがスッキリする

という効果が出ます。

脂肪溶解やHIFUの前に側頭筋ボトックスをすると、結果が出やすいのはこのためです。えらボトックスはたるみやすいので側頭筋ボトックスを併用するのおすすめです。


5. 側頭筋ボトックスで特に変わりやすい方

  • 40代前後
  • PC作業が多い
  • 歯ぎしり・食いしばりが強い
  • こめかみが“硬い石”みたいになっている
  • 目が年々重く感じる
  • 外側からたるむタイプ

1つでも当てはまる方は、ほぼ確実にメリットがあります。


6. 効果の持続期間

  • 効果実感:数日〜1週間
  • 最も良い状態:2〜6週間
  • 持続期間:3〜4ヶ月

定期的に3回ほど続けると、“筋肉のクセ”が改善され、効果の戻りかたも穏やかになります。


7. デメリット・注意点

  • 一時的に“噛む力”が弱く感じることがある
  • 注入位置が不適切だと眉の形が変わる(当院では起こしません)

基本的には安全性の高い施術ですが、解剖に精通していないと眉下がりのリスクがあります。


**8. まとめ:側頭筋は「隠れた目元の土台」

ここを緩めると若返りが一気に進む**

側頭筋ボトックスは、

  • 目のたるみ改善
  • 外側のまぶたの軽さ
  • リフトアップ
  • 食いしばり改善
  • 偏頭痛ケア

これらをまとめてアプローチできる“最強のボトックス”の一つです。

特に40代の方には、「まずここからやるべき若返りと健康」と言ってもいいほど効果が出ます。