「頬の脂肪吸引をしたら、口元の横に縦長のへこみができてしまった」
「笑ったときに影が入って老けて見える」
脂肪吸引後、このような窪みが出てしまうことは珍しくありません。
今回はその原因と、当院で行っている改善方法をご紹介します。
なぜ窪みができるのか?

1. 脂肪の取りすぎ
脂肪吸引では余分な脂肪を減らしますが、部位によっては過剰に減ってしまうことがあります。
特に口元の外側は、脂肪層の厚さが人によって違い、わずかな差でも影として目立ちやすい部位です。
2. 皮膚と下層の癒着
吸引のあとは内部で傷が治ろうとする過程で線維化(硬くなる反応)が起きます。
このとき皮膚が下の筋膜や組織にくっついてしまうと、表情を作ったときに窪みが引き込まれます。
3. 脂肪層の不均一化
周囲はまだ脂肪が残っているのに、一部だけ薄くなると、そこに光と影の差ができてへこみが強調されます。
改善方法
ヒアルロン酸注入
窪んだ部分をふくらませ、肌表面を滑らかにします。
- メリット:当日から効果を実感、ダウンタイムが少ない
- デメリット:効果は半年〜1年ほど、定期的な再注入が必要
脂肪注入(マイクロファット・ナノファット)
ご自身の脂肪を採取して精製し、へこみに注入します。
- メリット:定着すれば長期的な改善が可能
- デメリット:軽い腫れ・内出血、定着率に個人差
サブシジョン(癒着剥離)
専用の針で皮膚と下層の癒着を切り離し、へこみを持ち上げます。
- メリット:癒着が原因のへこみに効果的
- デメリット:内出血や腫れが数日〜1週間程度

周囲の脂肪を整える
へこみ部分ではなく、周囲の脂肪が膨らんで見える場合は、脂肪溶解注射やレーザーで全体のバランスを整えます。
治療選びのポイント
- 触って硬く癒着がある → サブシジョン+注入
- 単純にボリューム不足 → ヒアルロン酸 or 脂肪注入
- 周囲がふくらんで見える → 脂肪溶解+注入
まとめ
頬の脂肪吸引後の窪みは、原因に合った治療を選べば改善が可能です。
気になる方は、自己判断せず医師の診察を受け、最適な方法を提案してもらうことが大切です。
プライベートクリニック恵比寿では、窪みの原因診断から最小限の治療で自然な仕上がりを目指しています。
まずはお気軽にご相談ください。

