リストカットの傷跡は治る?治療法と現実的なゴールを解説

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医師監修 ドクターブログ

リストカットの傷跡は治る?
治療法と現実的なゴールを解説

「昔のリストカットの傷跡をどうにかしたい」「半袖を着るのがつらい」——そのようなお悩みでご相談に来られる方は少なくありません。
傷跡を完全に消すことは難しいですが、目立たなくすることは十分可能です。当院の治療法(リジュランS・ダーマペン4・サブシジョン)の効果と限界を、医師の立場から正直にお伝えします。

プライベートクリニック恵比寿 医師監修

傷跡が残りやすい理由

一般的な切り傷と比べて、リストカットの傷跡は次の理由から残りやすい特徴があります。

  • 同じ部位に繰り返し傷がつくため、皮膚の修復が追いつかない
  • 真皮層まで達する深い傷が多い
  • 治癒過程で線維化(瘢痕化)が起こりやすい
  • 傷跡が皮下組織に癒着し、凹みとして残ることがある
結果として、白い線状の瘢痕・赤み・凹凸・皮膚の硬さといった形で残ります。

治療で目指せるリアルなゴール

「完全に消す」ことではなく「気にならなくする」ことを目標とします。

遠目では目立たない
半袖で気にならない
凹凸・硬さが軽減される
近くで見ると痕が残る場合あり

当院の治療法

01 リジュランS PN/PDRN製剤

サーモン由来のポリヌクレオチド(PN)を含む再生医療系薬剤です。傷跡に直接注入することで線維芽細胞を活性化し、コラーゲン産生を促して皮膚の質感・弾力・赤みを改善します。

期待できる効果

  • 赤みや炎症後色素沈着の軽減
  • 皮膚の質感・柔軟性の改善
  • 硬い瘢痕組織のやわらかさ回復
浅い傷跡・赤みが残る傷跡・質感改善に有効
02 ダーマペン4 マイクロニードリング

極細の針で皮膚に微細な穿孔を形成し、コラーゲン・エラスチンの再生を誘導する治療です。成長因子・エクソソーム・リジュランなどとの併用により、さらに高い効果が期待できます。

期待できる効果

  • 軽度〜中等度の凹凸瘢痕の平滑化
  • コラーゲン増生による皮膚の厚み・弾力回復
  • 薬剤との組み合わせで再生効果を底上げ
軽症〜中等度の傷跡・凹凸改善に有効
03 サブシジョン 皮下剥離術

凹み傷跡の原因となっている皮下の線維性癒着を専用の針で直接切離する手技です。癒着が解除されることで凹みが持ち上がり、空間にコラーゲンが充填されることで傷跡が平坦化します。

期待できる効果

  • 皮下癒着による深い凹み傷跡の改善
  • 引きつれ感・皮膚の硬さの軽減
  • 他の治療との併用で改善効果が高まる
凹凸が強い傷跡・癒着が疑われる傷跡に有効

組み合わせ治療について

1種類の治療のみでは改善に限界があります。傷跡の状態に応じて複数の施術を組み合わせることが効果的です。

凹み+赤みタイプ

サブシジョン
+ リジュランS

癒着を解除しながら再生を促進

質感・凹凸の複合タイプ

ダーマペン4
+ リジュランS

コラーゲン誘導と再生成分を同時に

深い凹み+質感低下

サブシジョン
+ ダーマペン4 + リジュランS

3施術で総合的に改善

治療回数と期間の目安

推奨回数
3〜6回以上(傷跡の程度による)
施術間隔
4〜6週ごと
効果実感の時期
施術後1〜3ヶ月で変化を感じることが多い
総治療期間
数ヶ月〜半年以上が目安
1回で劇的な変化を期待するのは難しく、継続的な治療が最も重要です。

よくあるご質問

Q完全に消えますか?

完全に消すことは難しいですが、多くの場合かなり目立たなくすることができます。仕上がりの個人差は大きいため、診察でご状態を確認したうえでご説明します。

Q痛みはありますか?

麻酔クリームや局所麻酔を使用するため、痛みは最小限に抑えられます。強い痛みを我慢していただく必要はありません。

Qダウンタイムはありますか?

施術後しばらく赤み・内出血・腫れが出ることがあります。程度は施術の組み合わせや個人差によりますので、診察時にご確認ください。

Qどの施術が自分に向いていますか?

傷跡の深さ・タイプ・癒着の有無によって最適な組み合わせが異なります。まず診察で状態を確認してからご提案いたします。

最後に

リストカットの傷跡は、見た目の問題だけでなく、心理的な負担も大きいものです。当院では、まず患者様のお気持ちに寄り添うことを大切にしています。

「相談するのが恥ずかしい」という方も、どうかそのままご相談ください。無理な提案はせず、最適な方法を一緒に考えていきます。

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