【ドクターブログ】顎下のもたつきは「顎下腺?脂肪?皮膚のたるみ?」プロが教える見分け方

たるみ ボトックス 小顔 脂肪溶解注射

鏡を見ると、
「最近あご下がスッキリしない」
「横顔のラインがもたついて見える」

そんなお悩みを抱えて来院されるお客様が、とても増えています。

実は、顎下のもたつきはひとつの原因ではなく、
**3つの原因のどれか、もしくは“組み合わせ”**で起きています。


■ 顎下のもたつきの主な原因はこの3つ

① 顎下腺(がっかせん)…唾液を作る“ふくらみ”

② 皮下脂肪…柔らかく厚みのある脂肪

③ 皮膚のたるみ…皮膚が余ってだぶつく状態

それぞれ対処法が全く異なるため、
「自分の原因はどれか?」を知ることが一番大切です。

ここでは、実際の診察で行っている“プロの見分け方”を、どなたでも分かるようにまとめました。


■ ① 顎下腺がふくらんでいるタイプ

こんな特徴があります

  • のどぼとけの すぐ下ではなく、やや外側にポコッと出る
  • 押すと コリッと硬く、動きにくい塊が触れる
  • 上を向いても、下を向いても 形がほとんど変わらない
  • 皮膚のすぐ下に“丸いふくらみ”があるように感じる

セルフチェック

  • あごを軽く上げて、左右の首の付け根に指を当てる
  • 固い丸い塊が触れる → 顎下腺の可能性が高いです

治療のポイント

顎下腺そのものは“脂肪”ではないため、
脂肪溶解注射や脂肪吸引では改善しません。

当院では、

  • 顎下腺ボトックス
    など、お客様に合わせた自然な改善方法をご提案しています。

■ ② 脂肪が多いタイプ(最も多いお悩み)

特徴

  • 指でつまむと 柔らかく厚みがあり、均一につまめる
  • 体重が増えると、顎下も一緒にふくらみやすい
  • 上を向くと比較的スッと細く見える
  • 触ると“ふわふわ”とした厚みがある

セルフチェック

  • 顎下を軽くつまんでみてください
    → 1センチ以上厚みがしっかりあるなら脂肪型です

治療のポイント

  • 脂肪溶解注射(カベリンなど)
  • GLP-1ダイエット
  • 顎下脂肪吸引

脂肪が原因の場合、正しい治療をすれば最も改善しやすい部分です。


■ ③ 皮膚のたるみが原因のタイプ

特徴

  • 皮膚が 薄くペラッと余るように見える
  • つまんだとき、脂肪ではなく “皮膚だけ”が余る感覚
  • 年齢に伴うたるみ、急な体重減少後に増えやすい
  • 正面から見ると影が出たり、シワのように寄る

セルフチェック

  • 顎下の皮膚だけをそっとつまむ
     → 1センチ未満でペラッと余るなら皮膚のたるみが原因です
  • 体重を落としても改善しにくいのもこのタイプ

治療のポイント

皮膚が余っているだけの場合は、

  • ハイフ
  • マッサージピール
  • 糸リフト(必要に応じて)

など、たるみ治療が中心になります。


■ 【まとめ】原因によって治療がまったく変わります

▶ 硬い・動かない → 顎下腺

▶ 柔らかく、厚みがある → 脂肪

▶ 皮膚だけ余る → 皮膚のたるみ

多くのお客様は、

「脂肪+顎下腺」
「脂肪+皮膚のたるみ」

のように、複合タイプです。
その場合は、どちらも同時にアプローチしていくと、
最短でスッキリと整ったフェイスラインが作れます。


■ 当院では「丁寧な触診」で原因を正確に診断します

顎下のもたつきは、自己判断だとほとんどの方が原因を間違えてしまう部分です。

いつ

  • 顎下腺の位置
  • 脂肪の厚み
  • 広頚筋(首の筋肉)の状態

を丁寧に確認し、
“あなたの原因に最適な治療”だけを選びます。

「どれが原因かわからない」
「最短でスッキリさせたい」
という方は、ぜひ一度ご相談ください。