こんにちは。プライベートクリニック恵比寿、院長の美山です。当院には日々、「本気で痩せたいけれど、無理な運動や過度な食事制限は続かない」という患者様が多くご相談にいらっしゃいます。そんな中、今、世界中の医療現場で肥満治療のスタンダードを変えつつあるのが**「ウゴービ(Wegovy)」**です。今回は、このウゴービがどのようにして生まれた薬なのか、そしてよく比較される新薬「マンジャロ」と何が違うのか。医師の視点から、その開発背景と選び方について詳しく解説します。
サクセンダの「ノボノルディスク社」が開発した、待望の次世代薬
ウゴービを開発したのは、デンマークに本社を置く製薬大手「ノボノルディスク社」です。糖尿病ケアの領域で世界をリードする企業であり、メディカルダイエットに関心のある方なら「サクセンダ(リラグルチド)」という名前をご存知かもしれません。

「毎日」から「週1回」への進化
これまでメディカルダイエットの主流だった「サクセンダ」は、非常に優れた薬ですが、「毎日注射しなければならない」という手間が課題でした。そこで開発されたのがウゴービ(セマグルチド)です。ウゴービは、サクセンダの改良版とも言えるポジションで、技術の進歩により「週に1回」の投与で済むようになりました。
- 手間の軽減: 週1回で済むため、旅行や出張が多い方でも続けやすい。
- 効果の向上: サクセンダに比べ、より強力な食欲抑制効果と体重減少効果が臨床試験で示されています。
まさに、サクセンダの「次」を行く、正当進化した肥満症治療薬なのです。
話題の「マンジャロ」と「ウゴービ」。何が違うの?
診察室で一番多くいただく質問が「先生、ウゴービとマンジャロ、私にはどっちがいいんですか?」というものです。
どちらも非常に強力な痩身効果を持つ薬剤ですが、作用の仕方に違いがあります。
比較表:ウゴービ vs マンジャロ
| 特徴 | ウゴービ | マンジャロ |
| 成分 | セマグルチド | チルゼパチド |
| 分類 | GLP-1受容体作動薬 | GIP / GLP-1 持続性作動薬 |
| 作用 | 食欲を抑える働きに特化 | 食欲抑制 + 代謝・脂肪燃焼アプローチ |
| 開発 | ノボノルディスク社 | イーライリリー社 |
| 投与頻度 | 週に1回 | 週に1回 |
| 特徴 | 肥満症治療薬としての歴史と世界的な実績が豊富。 | 2つのホルモンに作用するため、減量効果の最大値は高い傾向にある。 |
どちらを選ぶべき?
「マンジャロ」は、GLP-1に加えて「GIP」という別のホルモンにも作用するため、臨床データ上ではウゴービを上回る減量効果が報告されることもあります。しかし、「ウゴービ」には、サクセンダから続く長期的な安全性データと、世界中での豊富な使用実績という「信頼」があります。また、体質によってはウゴービの方が副作用(吐き気など)のコントロールがしやすい、食欲を抑えられるという方もいらっしゃると思います。「流行ってる、新しいから良い」「データの数値が高いから良い」だけでなく、ゴールは健康にストレスなく理想体重になりキープし続けることです。「あなたの体質やライフスタイルに合っているのはどちらか」を見極めることが、失敗しないメディカルダイエットの鍵です。
痩せるメカニズムと、当院での治療方針
ウゴービは、脳の食欲中枢に働きかけ「自然と食欲を抑える」薬です。我慢して食べないのではなく、「食べたいと思わなくなる」ため、ストレスフリーに体重を落とすことが可能です。
プライベートクリニック恵比寿の強み
当院では、単に薬を処方するだけではありません。当院ではGLPでも4種類取り扱っております。ウゴービ、マンジャロ、ゼップバウンド、リベルサスそれぞれの特性を熟知した医師が、患者様の目標体重や過去のダイエット経験、予算をヒアリングした上で、最適なプランをご提案します。「副作用が怖い」「リバウンドしたくない」
そんな不安がある方こそ、ぜひ恵比寿の当院へご相談ください。
まずは無料カウンセリングへ
「自分はウゴービで痩せられる?」
「マンジャロと迷っているから相談したい」
そのような疑問をお持ちの方は、プライベートクリニック恵比寿の無料カウンセリングへお越しください。無理な勧誘は一切ございません。医学的根拠に基づいた、あなただけのダイエットプランを一緒に考えましょう。

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プライベートクリニック恵比寿
院長:美山承哲
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