まず前提として、スレッドは“永久固定”の治療ではありません。ただし、「戻りやすい人」と「比較的持つ人」には明確な違いがあります。
原因① 引き上げる前に“減らすべきもの”が残っている
顎下の場合、特に多いのがこれです。
- 脂肪
- 唾液腺
- 広頚筋の動き
これらが残ったままスレッドを入れると、
- 重さに負ける
- 動きに引っ張られる
- 組織が元の位置に戻ろうとする
結果として**「最初は良いけど、数ヶ月で戻る」**が起こります。
👉 解決策先に“原因を減らす”治療を入れること
- 顎下脂肪 → 脂肪溶解注射 or 脂肪吸引
- 唾液腺 → 唾液腺ボトックス
- 動き → 広頚筋ボトックス
原因② スレッドを“主役”にしてしまっている
スレッドは
✔ 引き上げ
✔ 形を整える
✔ 仕上げ
が得意です。
逆に
❌ 重さを支え続ける
❌ 動的なたるみを止める
のは苦手です。そのため、スレッド単独治療=戻りやすいという構造的な弱点があります。
👉 解決策 スレッドは最後に使う
- 減らす
- 整える
- 最後に引く
この順番に変えるだけで、同じ本数でも持続が大きく変わります。
原因③ 皮膚のハリ低下を無視している
特に40代以降で多いポイントです。皮膚が伸びやすい状態だと、スレッドで引いても皮膚自体が追いついて戻ることがあります。
👉 解決策
- HIFU
- 高周波(RF)
などで皮膚を縮めてからスレッド
「戻る人」におすすめの現実的な対処法
王道の組み立て直しプラン
顎下の場合、現実的で満足度が高いのはこの流れです。
1️⃣ 原因を診断(脂肪・唾液腺・筋肉)
2️⃣ 必要なものを先に減らす
3️⃣ 皮膚を整える
4️⃣ 最後にスレッドで仕上げる
このやり方にすると、
- 本数を増やさなくていい
- 不自然になりにくい
- 「戻った感」がかなり減る
というメリットがあります。
よくある間違い(要注意)
❌「戻ったから、また糸を足す」→ 原因が変わっていないので、同じことが起きやすい
❌「強い糸に変えれば大丈夫」→ 重さ・動きが残っていれば限界あり
正直なまとめ
- スレッド(糸リフト)が戻るのは治療の失敗とは限らない
- でも原因を取り除けていない「設計ミス」のことは多い
- 顎下はスレッド単独では改善が足りない
