― 大人ニキビから「跡」に進ませないための正しい判断
はじめに|「ニキビは治った。でも肌が戻らない」
- 新しいニキビは減った
- でも凹凸・赤み・質感が残る
- 何をすればいいか分からない
この段階で大切なのは、
「跡治療を始めるべきか」「まだ早いのか」
の見極めです。結論から言います。
跡治療は“タイミング”を外すと、効果が出にくく、遠回りになります。

まず整理|ニキビ跡は1種類ではない
大人ニキビ後に残る変化は、大きく3つ。

- 赤み(PIE)
- 色素沈着(PIH)
- 凹凸(瘢痕)
👉 それぞれ治療が違います。同じ治療を当てても改善しません。
跡治療を始める“前提条件”

次の条件を満たしているかが重要です。
- 新しい炎症性ニキビが出ていない
- 赤く腫れることがほぼない
- 押して痛み・熱感がない
👉 炎症が残っている状態での跡治療はNG。
ダーマペンの役割|「浅い再構築」

何に効く?
- 肌質の乱れ
- 浅い凹凸
- キメの粗さ
使うタイミング
- 炎症が落ち着いた後
- 凹凸が浅い段階
👉 早すぎず、遅すぎずがポイント。
注意点
- 活動性ニキビがある時は避ける
- やりすぎると赤みが長引く
サブシジョンの役割|「引きつれを断ち切る」

何に効く?
- ローリング型
- ボックスカー型
- 押すと影ができる凹み
本質
- 皮膚を下に引っ張る線維を切る治療
- 表面処置ではない
👉 「凹みの原因」に直接介入します。
タイミング
- 炎症が完全に終わった後
- 凹みの“原因”が固定された段階
リジュランSの役割|「再生の質を上げる」

何に効く?
- 赤みが戻りやすい
- 肌が薄く、治りにくい
- 施術後の回復が遅い
特徴
- 凹みを“持ち上げる”治療ではない
- 治癒反応そのものを整える
👉 単独でも、他治療の補助としても有効。
3つの治療の“立ち位置”を整理

患者さん向けに分かりやすくまとめます。
| 治療 | 主な役割 | 適した段階 |
|---|---|---|
| ダーマペン | 浅い再構築 | 初期〜中期 |
| サブシジョン | 引きつれ解除 | 中期〜完成期 |
| リジュランS | 再生の質向上 | 全段階の補助 |
👉 競合しない/役割が違う。
よくある誤解
- 早く始めた方が良い
- 強い治療ほど効く
- 一度で完成する
👉 いずれも誤解です。ニキビ跡治療は、
“今の状態に合う刺激を、段階的に重ねる”
ことが結果を左右します。
当院の考え方|跡治療は「急がない」
プライベートクリニック恵比寿では、ニキビ治療が安定する前にいきなり跡治療は行いません。
- まだニキビの段階か
- ニキビ跡に移行しているか
- どの深さかを整理し、必要な治療だけを提案します。
まとめ|跡治療は「順番」で決まる
ダーマペン、サブシジョン、リジュランSは、どれが上、どれが最強ではありません。
「いつ・何のために使うか」
これが明確になった瞬間、ニキビ跡治療は前に進みます。

