― クレーター・凹凸ニキビ跡が「なぜ治らないのか」から考える根本治療

はじめに|なぜ凹凸ニキビ跡は改善しないのか
- レーザーを受けた
- ピーリングもした
- ダーマペンもやった
それでも、
- 影が残る
- 笑うと凹む
- 光の当たり方で目立つ
こうした悩みが残る理由は明確です。
凹凸ニキビ跡の正体は「皮膚の下で引っ張られている構造」だからです。
表面の治療だけでは、物理的に改善しない領域が存在します。
サブシジョンとは何をする治療か

サブシジョンとは、皮膚の下にある硬くなった瘢痕組織(癒着)を物理的に切り離す治療です。
👉 凹みを“持ち上げる”治療ではなく、凹みを“引っ張っている糸を切る”治療。
凹凸ニキビ跡の構造

凹凸ニキビ跡には、必ず次の構造が存在します。
- 炎症 → 真皮破壊
- 修復過程で瘢痕化
- 瘢痕が皮膚を下に固定
👉 皮膚が自由に動けない状態。
この状態で、
- レーザー
- ピーリング
- 外用
を行っても、表面は変わっても凹みは戻りません。
サブシジョンが「唯一の選択肢」になるケース

次に当てはまる場合、サブシジョンは避けて通れません。
◎ 適応が高いケース
- ローリング型ニキビ跡
- 指で横に引くと浅くなる凹み
- 同じ場所が長年凹んでいる
- 光の加減で影ができる
- 脂肪吸引後
👉 皮膚が下に引き込まれている証拠。
サブシジョンが不要なケース
一方で、次は適応外です。
△ 向かないケース
- 表面が浅い色むらのみ
- 凹みがなく赤みだけ
- アイスピック型(非常に深い点状)
👉 他治療の方が合理的です。
サブシジョンは「1回で終わらない」理由

ここは誤解が多い部分です。サブシジョン後、一時的に持ち上がり当院ではヒアルロン酸を入れることで最大限再癒着を防ぐよう行います。しかし再癒着が起こることがあります。
複数回で徐々に“癒着しにくい構造”を作る
のが正しい考え方です。
当院のサブシジョンの特徴

プライベートクリニック恵比寿では、笑気麻酔と表面麻酔、局所麻酔を併用し、痛みと恐怖感を最小限にしています。また、必要な深さだけ、必要な範囲だけを狙い、過度な損傷を避ける設計を行います。
合併症・リスク
サブシジョンは外科的治療です。医師による治療効果は大きく異なります。内出血、腫れ、一時的な硬さがあります。稀ですが過度な出血、神経・血管損傷もあります。ですので 適応・層・範囲の見極めが最重要となります。
なぜ経験が重要なのか
サブシジョンは、「刺せばいい治療」ではありません。
- どの層か
- どこまでか
- どこは触らないか
👉 解剖理解と経験差が結果に直結します。
サブシジョン単独では足りない理由
サブシジョンは、癒着を切る治療ですが皮膚を再生させる治療ではありません。そのため、ダーマペン、リジュランSとの組み合わせが重要になります。
治療設計としての位置づけ

凹凸ニキビ跡治療は、
- 癒着解除(サブシジョン)
- 再生刺激(ダーマペン)
- 真皮修復(リジュランS)
👉 順番がすべてです。
よくある質問
Q. 痛いですか?
→ 麻酔を併用するため、我慢する痛みではありません。
Q. ダウンタイムは?
→ 内出血は1–2週間程度が目安です。
Q. 何回必要?
→ 状態により異なりますが、複数回前提で考えます。
まとめ|サブシジョンは「構造治療」

サブシジョンは、見た目の治療ではなく構造を変える治療です。
凹凸ニキビ跡が改善しない最大の理由は“癒着を解除していないこと”
ここにあります。
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