そもそも、注射はなぜ痛いのか?
「痛みを減らす」ための工夫をお伝えする前に、まず注射がなぜ痛いのかを整理します。痛みには複数の原因があり、それぞれに対して対策が必要です。
REASON 01
針が皮膚・組織を通過する刺激
皮膚には痛覚受容器が密集しています。針が通過する際の機械的な刺激が「チクッ」とした感覚の主な原因です。針が細いほど、この刺激は小さくなります。
REASON 02
薬剤のpH・浸透圧による化学的刺激
注入する薬剤が酸性に傾いていたり、浸透圧が体液と異なると、組織への化学的刺激が痛みを引き起こします。麻酔液のpH調整はこの対策です。
REASON 03
注入圧・速度による組織の伸展
薬剤を速く・大量に注入すると組織が急激に押し広げられ、圧迫感や痛みが生じます。ゆっくりと注入する技術と、適切な注入量のコントロールが重要です。
REASON 04
緊張・不安による痛みの増幅
不安や緊張は痛みの感受性を高めます。「怖い」という気持ちがあるだけで、同じ刺激をより強く感じてしまいます。安心できる環境づくりも痛み対策のひとつです。
※ 痛みの感じ方には個人差があります。同じ施術でも「ほとんど感じなかった」という方もいれば、敏感に感じる方もいます。当院では初回のカウンセリングで不安や体質についてお伺いし、最適な麻酔設計をご提案しています。
痛みと安全性へのこだわり
当院では、すべての施術において「しっかり効果を出すこと」を前提に、痛みと内出血を最小限に抑えることを大切にしています。
美容医療は継続してこそ価値があるものです。そのため、「怖い」「痛い」という不安をできる限り取り除き、安心して通っていただける環境づくりに力を入れています。
全施術に共通する工夫
- 極細針(34G・32Gなど)を使用し、刺入時の痛みを軽減
- 施術前後のクーリング(冷却)による痛み・腫れの軽減。冷却により皮膚の感覚を一時的に鈍らせ、刺入時の鋭い痛みを和らげます
- 振動による痛みの緩和。注射部位に微細な振動を与えることで、脳への痛み信号が伝わりにくくなります(ゲートコントロール理論)
- 痛みを伴う施術には、我慢できるレベルまで軽減するための麻酔を無料で提供
施術別の痛み対策
ボトックス注射
薬剤調整の段階から痛みへの配慮を行っています。
- 生理食塩水 + エピネフリン + キシロカイン(局所麻酔)を適切に配合
- 注入時の痛みを軽減しつつ、内出血のリスクにも配慮
ヒアルロン酸注入
- 麻酔入り製剤を使用し、注入時の痛みを軽減
- 部位に応じてマイクロカニューレ(鈍針)を無料使用し、痛み・内出血・血管損傷リスクを低減
局所麻酔へのこだわり
局所麻酔そのものの「注入時の痛み」にも配慮しています。
PCEの麻酔設計
- 麻酔液のpHをアルカリ化し、注入時の刺激を軽減(メイロン使用)
- できるだけ「痛くない麻酔」を実現する調整を実施
リジュラン注射
リジュランは「針の痛み」と「薬剤による痛み」の両方が生じやすい施術です。そのため当院では以下の麻酔を無料で併用しています。
- 麻酔クリーム(表面麻酔)
- 笑気麻酔
ジュベルック注射
- 麻酔クリームを無料使用
- 薬剤にキシロカイン(局所麻酔)を配合し、注入時の痛みを軽減
当院の考え方
私たちは、単に「痛みを減らす」だけを目的としていません。次の3つを同時に実現することが、医療として最も重要だと考えています。
出すこと
担保すること
最小限にすること
よくあるご質問(痛み・麻酔について)
施術別|痛み・内出血・腫れの目安
施術を選ぶ際の参考として、代表的な施術の目安をまとめました。個人差がありますので、詳細はカウンセリングにてご確認ください。
| 施術名 | 痛み | 内出血 | 腫れ | ダウンタイム目安 |
|---|---|---|---|---|
| ボトックス注射 | ●●● | ●●● | ●●● | ほぼなし〜1日 |
| ヒアルロン酸注入 | ●●● | ●●● | ●●● | 1〜3日程度 |
| リジュラン注射 | ●●● | ●●● | ●●● | 2〜4日程度 |
| ジュベルック注射 | ●●● | ●●● | ●●● | 2〜5日程度 |
| サブシジョン | ●●● | ●●● | ●●● | 5〜10日程度 |
| ダーマペン4 | ●●● | ●●● | ●●● | 1〜3日程度 |
※ ●の数が多いほど出やすい傾向があります(●少ない/●●中程度/●●●出やすい)。麻酔・術後ケアにより大幅に軽減できます。
初めての方へ|当日の流れ
「クリニックに行ったら何が起こるかわからない」という不安を少しでも減らせるよう、当日の流れをご説明します。
受付・問診票の記入
来院後、問診票にアレルギーや既往歴、ご希望の施術、痛みへの不安などをご記入いただきます。気になることは何でもご記載ください。
カウンセリング(医師による診察)
医師がお肌の状態を確認し、ご希望と不安をお伺いします。「痛みが怖い」「麻酔はどれが合うか」なども遠慮なくご相談ください。施術内容・麻酔設計を一緒に決めます。
麻酔の準備(必要な場合)
表面麻酔(クリーム)を使用する場合は、20〜30分ほど塗布して浸透させます。この間はリラックスしてお待ちいただけます。
施術
クーリング・麻酔を行いながら施術を進めます。施術中は随時声をかけながら進めますので、痛みや不安を感じたらすぐにお伝えください。施術時間は内容によって異なりますが、多くは15〜30分程度です。
アフターケア・お会計
施術後の注意点(洗顔・運動・日焼けなど)をご説明します。気になる症状が出た場合のご連絡方法もお伝えしますので、ご帰宅後も安心して過ごしていただけます。
痛みを和らげるために|来院前にできること
痛みの感じ方は当日のコンディションによっても変わります。以下の点を意識していただくと、より快適に施術を受けていただけます。
SLEEP
十分な睡眠をとる
睡眠不足は痛みの感受性を高めます。前日はしっかり休むことが大切です。MEAL
食事をとってから来院する
空腹状態では気分が悪くなりやすく、痛みも感じやすくなります。軽食でも構いませんので、食事を済ませてからご来院ください。ALCOHOL
前日の飲酒は控える
アルコールは血管を拡張させ、内出血や腫れが出やすくなります。施術前日の飲酒はできるだけお控えください。CLOTHING
ゆったりした服装で
施術部位や体全体がリラックスできるよう、締め付けの少ない服装でお越しください。顔周りの施術の場合は、首元が広めの服が便利です。MAKEUP
ノーメイクまたは薄めに
施術前にメイクを落としていただく場合があります。ノーメイクかクレンジングしやすい状態でお越しいただくとスムーズです。MIND
不安はそのまま伝える
「緊張している」「注射が怖い」という気持ちはそのままスタッフにお伝えください。不安を隠して臨むより、共有することで適切なサポートができます。麻酔の種類と特徴
当院では施術の種類・部位・痛みの出やすさに応じて、最適な麻酔を組み合わせて使用しています。それぞれの特徴をご参照ください。
皮膚表面に塗布し、20〜30分で浸透します。針が刺さる瞬間の「チクッ」とした感覚を大幅に軽減できます。リジュラン・ジュベルック・ダーマペンなどに標準対応しています。
鼻から吸入するガスで、不安感の軽減・ふんわりとしたリラックス効果があります。意識はしっかり保たれます。リジュラン・ボトックスフェイシャルなどに対応しています。
施術部位に直接麻酔薬を注入し、強力な痛み軽減効果があります。当院ではpH調整(メイロン使用)により、麻酔注射そのものの痛みも最小限に抑えています。
神経の走行に沿って麻酔をかけ、広い範囲の痛みを遮断します。サブシジョンなど侵襲が大きめの施術に対応しています。
※ 麻酔の適用は施術内容・部位・個人の体質によって異なります。カウンセリング時に最適な組み合わせをご提案します。
施術別|無料麻酔の対応一覧
当院では、痛みが出やすい施術に対して麻酔を無料でご提供しています。
| 施術名 | 表面麻酔 | 笑気麻酔 | ブロック麻酔 |
|---|---|---|---|
| リジュラン | ✓ | ✓ | — |
| サブシジョン | ✓ | ✓ | ✓ |
| ジュベルック | ✓ | — | — |
| ダーマペン | ✓ | — | — |
| スキンボトックス | — | ✓ | — |
※ 上記以外の施術の麻酔対応については、お気軽にLINEまたはカウンセリング時にお問い合わせください。
「思っていたより楽だった」
「安心して任せられた」
そう感じていただける美容医療を、プライベートクリニック恵比寿は提供してまいります。
