ヒアルロン酸が不自然な仕上がりに|溶解(ヒアルロニダーゼ)の流れと費用感

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ヒアルロン酸が不自然な仕上がりに|溶解(ヒアルロニダーゼ)の流れと費用感|プライベートクリニック恵比寿
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ヒアルロン酸が不自然な仕上がりに|溶解(ヒアルロニダーゼ)の流れと費用感

「ヒアルロン酸を入れたら、思ったより不自然な仕上がりになってしまった」「他院で入れた製剤がしこりになっている気がする」——ヒアルロン酸は基本的に時間とともに吸収されますが、待ちきれない場合や、深刻なお悩みがある場合は、専用の酵素「ヒアルロニダーゼ」での溶解という選択肢があります。本記事では、適応・流れ・費用感・リスクを医師の視点で整理しました。

ヒアルロニダーゼ(溶解剤)とは

ヒアルロニダーゼは、ヒアルロン酸を分解する作用を持つ酵素製剤です。注入したヒアルロン酸が想定外の仕上がりになった場合や、しこり・血管トラブル等の合併症が生じた場合に、それを分解・除去する目的で使用されます。

一般的なヒアルロン酸製剤は、体内で時間をかけて自然に吸収されますが(数ヶ月〜2年程度)、ヒアルロニダーゼを使用することで、これを大幅に早めることができます。

どんな時に溶解が検討される?

① 仕上がりが不自然な場合

  • 注入量が多すぎてパンパンに見える
  • 形が左右非対称になっている
  • 表情の動きと合わない違和感がある
  • 不自然な凹凸や段差ができている

② しこり・凹凸が触れる場合

製剤が一箇所に偏って固まり、触ると硬く感じたり、見た目に凹凸として現れている場合に、溶解で改善を図るケースがあります。

③ チンダル現象(青み)が出ている場合

製剤が浅すぎる層に注入された結果、皮膚を通して青白く透けて見える現象です。涙袋などの薄い皮膚部位で起こりやすく、溶解の適応となることがあります。

④ 血管トラブル等の緊急対応

注入時にヒアルロン酸が血管内に入った場合、血流障害を起こすリスクがあります。この場合、緊急に溶解処置を行う必要があり、ヒアルロニダーゼは生命や組織を守る重要な治療手段としての側面も持ちます。

> 「気軽に溶かす」前に検討したいこと

溶解は「気に入らないから」とすぐ選ぶ施術ではなく、医師の診察を踏まえた判断が大切です。注入直後は腫れによる一時的な見え方の影響もあるため、まずは1〜2週間経過観察し、本当に修正が必要かを評価する流れが一般的です。

溶解の流れ|診察〜施術〜経過

1
カウンセリング・診察 気になる部位を医師が確認。注入時期・製剤・量等の情報があれば共有を。溶解が本当に必要か、部分的な調整で済むかを判断します。
2
必要に応じてパッチテスト ヒアルロニダーゼは動物由来成分が含まれる製剤があり、まれにアレルギー反応を起こすことがあります。リスク評価のため、事前テストを行う場合があります。
3
溶解注射 気になる部位に直接、ヒアルロニダーゼを注射します。製剤量や濃度は、溶かしたいヒアルロン酸の量・部位に応じて調整します。
4
経過観察 数日〜2週間程度で変化が現れます。1回で十分な場合と、追加注射が必要な場合があります。
5
必要に応じて再注入 溶解後、状態が落ち着いてから再度ヒアルロン酸を注入する場合は、適切な間隔を空けます。

費用感の目安と料金体系の見方

ヒアルロニダーゼの料金は、クリニックや使用する製剤・量によって異なります。一般的な料金体系の見方は以下のとおりです。

料金体系内容
1部位あたり「両頬」「目元」など部位単位での料金設定
使用量(単位/cc)あたり溶解する量に応じて課金
1本(1バイアル)あたり1部位あたり22,000円

料金が「安すぎる」場合は、使用量に上限がある可能性もあります。一方、量を必要以上に使うと、本来分解されるべきでない自分自身のヒアルロン酸も影響を受ける可能性があるため、適量を医師が判断することが大切です。

> 当院の料金について

当院では、施術料金を税込で公式サイトに公開しております。ヒアルロニダーゼによる溶解の料金につきましても、診察時に必要量・部位を踏まえて明確にご提示いたします。事前にお見積もりをご希望の方は、LINEでのお問い合わせも承っております。

ダウンタイムと注意点

項目一般的な目安
注入跡の赤み当日〜数日
腫れ数日程度(個人差あり)
内出血出た場合は1〜2週間程度
溶解効果の出始め数時間〜翌日
最終的な仕上がり1〜2週間程度で評価

溶解後、ヒアルロン酸が分解される際に一時的に腫れたように見えることがありますが、数日で落ち着いてきます。

アレルギーリスクとパッチテスト

> ヒアルロニダーゼのリスク

ヒアルロニダーゼは、まれにアレルギー反応(蕁麻疹、発赤、かゆみ、まれにアナフィラキシー等)を起こす可能性があります。動物由来成分を含む製剤があるため、特に薬剤アレルギーや食物アレルギー(蜂毒・牛・豚由来の食品等)がある方は、必ず事前に医師へ申告ください。

パッチテストの考え方

クリニックや状況によって、事前にパッチテスト(少量を皮内に注射してアレルギーの有無を確認するテスト)を行う場合があります。緊急処置が必要な場合は省略するケースもありますが、基本的には安全性確認を優先する流れが推奨されます。

他院で入れたヒアルロン酸でも溶解できる?

はい、他院で注入されたヒアルロン酸でも溶解相談は可能です。ただし、以下の点を確認できると診察がスムーズです。

  • 注入を受けた時期
  • 注入された部位
  • 使用された製剤名(分かれば)
  • 注入量(分かれば)
  • 気になっている症状(しこり・形・違和感等)

ただし、注入されている物質が本当にヒアルロン酸かどうかが不明な場合(過去に「永久に持つ」とされた異物が注入されていた場合等)、ヒアルロニダーゼでは溶解できないため、別の対応が必要となります。

溶解後、いつから再注入できる?

溶解後の再注入は、組織の状態が落ち着いてから行うことが推奨されます。一般的には2週間〜1ヶ月程度の間隔を空けるケースが多いですが、目的や状態に応じて医師が判断します。

「不自然になったから溶解→すぐ再注入」というよりも、まず溶解後の自分本来の状態を確認し、本当に再注入が必要かを冷静に判断する時間を持つことをおすすめします。

よくあるご質問

Q. 1回の溶解ですべてが溶けますか?

A. 製剤の種類や量、注入されてからの時間により、1回で完全に溶解できる場合と、複数回必要になる場合があります。診察で評価いたします。

Q. 部分的にだけ溶かすことはできますか?

A. 可能です。「全体的に減量したい」という場合のほか、「形のバランスを整える目的で一部だけ調整したい」というご希望にも対応しやすい施術です。

Q. 自分のヒアルロン酸まで溶けてしまうことはない?

A. ヒアルロニダーゼは注入部位周辺の自分自身のヒアルロン酸にも作用しますが、人体は新たにヒアルロン酸を産生するため、一時的な影響にとどまることが一般的です。ただし大量・広範囲使用は、医師の判断のもとで慎重に行う必要があります。

Q. 溶解は痛いですか?

A. 通常のヒアルロン酸注入と同様の刺激があります。麻酔クリームを使用する場合もありますので、ご相談ください。

Q. ボトックスの効きすぎも溶解できますか?

A. ボトックスには溶解剤が存在しません。効果が自然に薄れるのを待つ必要があります。詳細は別記事「ボトックスが効きすぎた/効かない時の対処法」をご参照ください。

ヒアルロン酸の修正・溶解相談はお気軽に

プライベートクリニック恵比寿では、他院でのヒアルロン酸の修正相談も承っています。診察のうえ、本当に溶解が必要か・どの程度の量が適切かをご提案します。

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本記事に関する留意事項

本記事で紹介する施術はすべて自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。施術には副作用・リスク(アレルギー反応含む)が伴う場合があります。溶解の適応・量については、医師による診察・カウンセリングのうえで最終判断いたします。記載内容は執筆時点の情報であり、最新の料金・メニューは公式サイトをご確認ください。