【医師監修】GLP-1を使った最新ダイエット治療の比較とおすすめプラン

GLP-1メディカルダイエット

こんにちは。プライベートクリニック恵比寿 院長の美山です。

最近「GLP-1で痩せる治療ってどんな種類があるの?」「どれが効果的なの?」といったご質問を多くいただきます。
当院では、医学的根拠に基づいたGLP-1ダイエット治療を多数ご用意しており、お客様の体質やご希望に合わせてご提案しています。GLP-1ダイエット治療の代表的な3つの方法を比較しながら、それぞれのメリット・デメリットをご紹介いたします。


◆ 1. ゼップバウンド単独治療(週1回注射)

特徴: アメリカFDA、日本の厚生労働省で肥満症治療薬として承認を受けた、最新GLP-1/GIP作動薬。週1回の皮下注射のみで、強力な食欲抑制と代謝改善が期待できます。ゼップバウンドはマンジャロと同じ有効成分りら: アメリカFDA、日本の厚生労働省で肥満症治療薬として承認を受けた、最新GLP-1/GIP作動薬。週1回の皮下注射のみで、強力な食欲抑制と代謝改善が期待できます。ゼップバウンドはマンジャロと同じ有効成分チルゼパチドの最新のGLP-1製剤です。

項目内容
投与方法週1回の皮下注射(ご自宅OK)
期待効果平均10〜15kgの体重減少(3ヶ月〜)
副作用吐き気・便秘・胃もたれ(個人差あり)
メリット圧倒的な減量効果。習慣化しやすい。
デメリット自身での皮下注射に慣れる必要がある。

◆ 2. ゼップバウンド + SGLT2阻害薬(ルセフィ等)併用治療

  • 特徴: 食欲抑制のGLP-1に加え、糖を尿から排出するSGLT2阻害薬を併用。異なる作用機序で相乗的に痩身効果を引き出します。SGLT製剤は尿で糖を排出するお薬ですので水分多めに摂るよう心がけて下さい。
項目内容
投与方法週1回注射+毎日の内服薬
期待効果平均13〜17kg減(相乗効果)
副作用頻尿・脱水傾向・尿路感染(まれ)
メリット副作用が軽く、満腹感+代謝改善のW効果
デメリット薬が増えるため、管理が必要

◆ 3. GLP-1初期用量の継続 + ライフスタイル改善セット

  • 特徴: 食事・運動指導と組み合わせた「無理のないダイエット」。GLP-1の低用量を継続しつつ、生活習慣も整えたい方におすすめ。
項目内容
投与方法週1回注射(5mg程度)+栄養・運動サポート
期待効果5〜10kg減量(体質改善ベース)
副作用少なめ(低用量維持のため)
メリット健康的に、リバウンドしにくい身体づくりができる
デメリット効果が出るまで時間がかかることも

GLP-1受容体作動薬とは?

GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、腸から分泌されるホルモンの一種で、以下のような働きをします:

  • 食欲を自然に抑える
  • 胃の動きをゆっくりにして満腹感を長くする
  • 血糖値の急上昇を防ぐ

これを人工的に再現したのが「GLP-1受容体作動薬」です。
もともとは糖尿病治療薬として開発されましたが、ダイエット目的でも非常に高い効果が確認されており、近年世界中で注目されています。


ゼップバウンド(Zepbound)とは?

ゼップバウンドは、米国イーライリリー社製の薬剤です。アメリカと日本で承認された**最新のGLP-1/GIP受容体作動薬(一般名:チルゼパチド)**です。イーライリリー社は、日本で馴染みのあるマンジャロなどの薬剤も製造している世界最大規模の製薬メーカーです。

  • 週1回の注射だけでOK(自宅で自己注射可能)
  • GLP-1+GIPの2つのホルモンを刺激することで、従来のGLP-1薬より強力な減量効果
  • 3ヶ月で平均10〜15kg減も可能(個人差あり)
  • 米国では2023年、日本では2024年に肥満治療薬として正式承認され大反響となっています。

当院でもいち早く導入しており、本気で痩せたい方、リバウンドしたくない方に非常に人気のある治療です。


◆ SGLT2阻害薬とは?

SGLT2(ナトリウム・グルコース共輸送体2)は、腎臓で糖を再吸収する仕組みです。
SGLT2阻害薬は、この働きをブロックすることで、糖分を尿として排出させます。

  • 1日1回の内服薬
  • 糖を排出 → カロリーが減る → 体重も少しずつ減る
  • 血糖値も改善されるので、糖尿病の人にも非常に有効
  • 体液、むくみを減らす作用があるため、心不全や腎臓病の予防にも効果があります。

ルセフィ(Lusefi)とは?

ルセフィ(一般名:イプラグリフロジン)は、日本で承認されている国産のSGLT2阻害薬です。

  • 1日1回の服用だけでOK
  • 糖尿病だけでなく、肥満・高血圧・脂質異常症のある方にも多く使われています
  • ダイエット効果はGLP-1ほど強くはないものの、他の薬と併用することで相乗効果が得られます
  • 副作用が比較的少なく、コストも安価で継続しやすい点がメリットです。

◆ まとめ

薬剤分類特徴と効果
ゼップバウンドGLP-1/GIP受容体作動薬食欲を抑え、代謝を高め、強力に痩せる。週1回注射でOK。
ルセフィSGLT2阻害薬糖を尿から出してカロリー減。内服のみで副作用も少なめ。

✅ 治療は「組み合わせ」が鍵です

GLP-1もSGLT2も、それぞれの効果と副作用があります。
一人ひとりに合った薬剤を選ぶことで、より安全かつ効果的なダイエットが可能になります。

当院では、ゼップバウンド(マンジャロ、サクセンダ、リベルサスなど)やルセフィを使ったオーダーメイド治療をご提案しております。さらに、むくみを改善するスピロノラクトンや食事の糖質をカットするアカルボース、脂質カットするオルリファスト(オルリスタット、ゼニカル)などの様々な生活様式、ライフスタイルに合ったダイエット補助薬も取り揃えております。
まずはカウンセリングで、お体に合う治療法を一緒に探していきましょう。

◆ どの治療がおすすめ?

こんな方におすすめ治療法
短期間で確実に痩せたいゼップバウンド単独(10mg以上)
副作用が心配・食欲抑制が弱いゼップバウンド+SGLT2併用
健康的にゆるやかに痩せたい低用量+ライフスタイル改善プログラム

◆ 院長美山からのひとこと

GLP-1ダイエット治療は、「自分の体質に合った方法」を選ぶことが最も重要です。パーソナルジムと同じで、目的は最適なダイエット法を無理なく長期間続ける事です。SNSで色々な情報がありふれていますが、一例として参考程度にして下さい。当院では、カウンセリングにて生活習慣・体調・目的を丁寧にヒアリングしたうえで、あなたにぴったりの治療法をご提案いたします。

「薬で痩せる」だけではなく、将来の健康と美しさを守る医療を。
美容と医療のかけ橋として、安心して通っていただけるパートナーでありたいと願っています。


ご興味のある方は、まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。