こまめにリップクリームを塗っているのに、すぐ乾く・皮がむける・縦じわが目立つ。年齢とともに、唇が以前より薄くなった気がする――。
こうした唇のお悩みは、表面の保湿だけでは変化を感じにくいことがあります。この記事では、唇が乾燥しやすい理由と日常のケア、そして当院ではじめた「スキンバイブを唇に注入する施術」について解説します。
WHY唇が乾燥しやすく、縦じわができやすい理由
唇は、顔のほかの皮膚とは構造が少し異なります。
さらに、唇をなめる癖、マスクやストローによる摩擦、紫外線、空気の乾燥なども、唇のコンディションに影響します。
LIMITリップクリームだけでは変化を感じにくいわけ
リップクリームの主な役割は、唇の表面を覆って水分の蒸発を防ぎ、外部刺激から守ることです。毎日のケアとしてとても大切ですが、唇の内側のハリやボリューム感そのものを補うものではありません。
「しっかり塗っているのに、ハリのなさや縦じわが変わらない」と感じる場合は、表面ではなく内側のコンディションに目を向けてみるのもひとつの考え方です。
SKINVIVEスキンバイブで目指す「うるおい唇」
スキンバイブ(旧名称:ジュビダームビスタ ボライトXC)は、肌の保水性や弾力性の改善を目的に作られたヒアルロン酸製剤です。輪郭やボリュームを「つくる」タイプのヒアルロン酸とは異なり、質感を整えることを得意としています。
当院では、この特徴を唇に応用し、次のような仕上がりを目指します。
- うるおい感:唇全体のしっとりとした質感
- ハリ感:薄く、しぼんだ印象をふっくらと
- 自然さ:形や大きさは大きく変えずに、コンディションを整える
スキンバイブは形をデザインすることは得意ではありません。輪郭をくっきりさせたい、上唇にカール感を出したい、といったご希望には、形を保ちやすいボルベラXCなどの製剤が向いています。
また、スキンバイブの唇への使用は国内承認外(適応外使用)です。効果の感じ方や持続には個人差があり、唇への使用に関するデータは限られています。
ボルベラXCとの違いや製剤の選び方は、こちらの記事でまとめています。
→ 唇のスキンバイブとは?ボルベラとの違いと選び方を解説
CONCERNSこんなお悩みの方にご相談いただいています
| お悩み | 当院での考え方 |
|---|---|
| 縦じわが目立つ | 唇の質感・ハリを整えることで、目立ちにくさを目指します |
| 乾燥・皮むけを繰り返す | 保水性に着目した製剤で、うるおい感のある唇を目指します。日常のケアとの併用が大切です |
| 唇が薄くなってきた | 形を大きく変えず、全体をふっくらとした印象に整えます |
| 口紅がにじみやすい・乗りが悪い | 唇表面の質感が整うことで、メイクのなじみ方の変化を感じる方もいます(個人差があります) |
| 形もしっかり変えたい | ボルベラXCなど、形を作りやすい製剤をご提案します |
より
唇の乾燥が続く場合、口唇炎や口唇ヘルペスなど、注入より先に治療が必要な状態が隠れていることもあります。カウンセリングでは唇の状態をしっかり拝見し、注入が適しているかどうかも含めてご説明します。
DAILY CARE施術とあわせて続けたい毎日のリップケア
注入施術を受ける場合も、受けない場合も、日々のケアは唇のコンディションを保つ土台になります。
- こまめな保湿:刺激の少ないリップバームやワセリンで表面を保護する
- 紫外線対策:UVカット効果のあるリップを活用する
- なめない・こすらない:唇をなめる癖や、ティッシュで強く拭く習慣を見直す
- 皮をむかない:むけかけた皮は無理にはがさず、保湿してやわらかくする
- 体の内側からも:水分補給やバランスのよい食事を意識する
唇だけでなく、顔全体の乾燥やハリ不足が気になる方は、肌へのスキンバイブを組み合わせることもできます。
→ 【院長解説】スキンボトックス・リジュラン・ジュベルック・スキンバイブ…どう使い分ける?顔全体の症例別プランニング完全ガイド
- 施術内容
- ヒアルロン酸製剤(ボルベラXC、スキンバイブ等)を唇に注入する施術です。使用製剤・注入量はカウンセリング時に医師が判断します。
- 費用
- 自由診療(保険適用外)です。料金はお問い合わせいただくか、料金表をご確認ください。
- 主なリスク・副作用
- 腫れ、赤み、内出血、痛み、かゆみ、しこり・凹凸、左右差、感染、アレルギー反応、口唇ヘルペスの再発など。まれに血管閉塞による皮膚壊死、視力障害などの重篤な合併症が起こる可能性があります。効果・持続期間には個人差があります。
- 適応外使用について(スキンバイブ)
- スキンバイブは顔面・頸部の小じわ等の改善および皮膚状態(保水性・弾力性等)の改善を目的として国内承認された医療機器であり、口唇への使用は承認された使用目的に含まれません。唇への注入は医師の判断による適応外使用です。
- 入手経路
- 国内の正規流通品(製造販売業者:アッヴィ合同会社)を使用しています。
- 諸外国における安全性等に係る情報
- 米国では頬の肌のなめらかさの改善を目的に承認されていますが、口唇への使用を目的とした承認は確認されていません。口唇への使用に関する安全性・有効性のデータは限られています。
