「お酒を飲むと眠れる」
「寝酒が習慣になっている」
「睡眠薬よりお酒の方が自然な気がする」
このように考える方は少なくありません。
確かに、アルコールを飲むと一時的に眠気が出ることがあります。
しかし、アルコールは睡眠の質を下げることがあります。
お酒で眠ると、睡眠が浅くなりやすい
アルコールを飲むと、最初は眠くなります。
しかし、時間が経つと眠りが浅くなり、夜中に目が覚めやすくなります。
その結果、
「寝つきはよかったけど、夜中に起きた」
「朝起きても疲れが取れない」
「結局、日中に眠い」
という状態になりやすくなります。
睡眠薬とお酒の併用は避けるべきです
睡眠薬を飲んでいる方が特に注意すべきなのは、アルコールとの併用です。
ゾルピデムなどの睡眠薬は、自己判断で増量したり、アルコールと一緒に飲んだりすると、ふらつき、もうろう状態、記憶障害、転倒などのリスクが高まる可能性があります。
ゾルピデムの添付文書でも、成人の通常用量は1回5〜10mg、1日10mgを超えないこととされています。
薬の量を守ることと同じくらい、お酒との関係を見直すことも大切です。
「お酒がないと眠れない」は相談のサイン
たまに飲む程度ならまだしも、
「毎晩お酒を飲まないと眠れない」
「お酒の量が増えてきた」
「お酒と薬を一緒に使っている」
という場合は注意が必要です。
これは単なる睡眠の問題だけでなく、アルコール依存やメンタル不調が関係していることもあります。
まとめ
お酒は睡眠薬の代わりにはなりません。
眠れないからお酒を飲む。
睡眠の質が下がる。
夜中に目が覚める。
さらに眠れなくなる。
この悪循環に入る前に、一度相談することが大切です。
当院では、飲酒習慣も含めて睡眠の状態を確認し、必要に応じて治療をご提案しています。
