ほくろ除去について調べると、「電気メス」「炭酸ガスレーザー」「切除縫合」など、いくつもの方法が出てきます。「結局どれがいいの?」「電気メスって怖くない?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。
プライベートクリニック恵比寿では、電気メス(モノポーラー/プラズマペン)によるほくろ・いぼ除去を行っています。この記事では、電気メスの仕組みやレーザーとの違い、向いているほくろを医師が解説します。
ご自身のほくろが取れるかどうか、まずは気軽にご相談ください。
電気メスによるほくろ除去の仕組み
電気メスは、高周波の電流によって生じる熱で、皮膚の組織を削ったり、出血を止めたりする医療機器です。ほくろ除去では、この熱を使ってほくろの組織を表面から少しずつ削り取っていきます。
当院では、次の2種類の機器を使っています。
| 機器 | 特徴 |
|---|---|
| モノポーラー(電気メス) | 高周波電流の熱で組織を削る。盛り上がったほくろやいぼの形を整えながら取り除くことができる |
| プラズマペン | 先端と皮膚のあいだに生じる小さな放電(プラズマ)で、皮膚の表面を細かく処理する |
どちらを使うかは、ほくろの大きさや盛り上がり、部位を見て医師が判断します。
電気メスは熱で出血を抑えながら処置できるため、縫合をせずに施術が終わるのも特徴です。施術時間はほくろ1個あたり10分程度で、局所麻酔をして行います。
電気メスとレーザー・切除縫合の違い
ほくろ除去の主な方法を比べると、次のようになります。当院で行っているのは電気メスによる除去です。
| 電気メス(当院) | 炭酸ガスレーザー(一般的な例) | 切除縫合(一般的な例) | |
|---|---|---|---|
| 取り方 | 電流の熱で組織を削る | レーザー光で組織を蒸散させる | メスで切り取り、糸で縫い合わせる |
| 得意なこと | 盛り上がったものの形を整えながら削る | 小さく平らなものを細かく削る | 大きいもの・深いものをまとめて取る |
| 縫合・抜糸 | なし | なし | あり |
| 傷の形 | 丸く浅いくぼみ | 丸く浅いくぼみ | ほくろより長い線状の傷 |
| 再発 | 深いほくろでは起こりうる | 深いほくろでは起こりうる | 起こりにくい |
電気メスとレーザーは、どちらも「削って取る」治療で、性質はよく似ています。違いは機器の得意分野にあり、どちらが優れているというより、ほくろの状態と医師の技術で仕上がりが変わると考えてください。
大きく深いほくろの場合は、削る治療よりも切除縫合が向いていることがあります。その場合は、無理に電気メスで取らず、適した治療法をご提案します。
電気メスが向いているほくろ・向いていないケース
電気メスが向いているほくろ
- ぷくっと盛り上がったほくろ・いぼ
- ある程度大きさのあるほくろ
- まぶた、目の近く、唇、眉の中、髪の毛の中など、細かな調整が必要な場所のほくろ
- 左右差が気になるほくろを、形を整えながら取りたい場合
他院で断られたほくろもご相談いただけます。実際に取れるかどうかは、診察で判断します。
電気メスでの除去が向いていないケース
- 悪性が疑われるほくろ(短期間で大きくなった、形がいびつ、色にムラがある、出血するなど)
- 皮膚の深いところまで広がった、大きなほくろ
- ケロイド体質で、傷が盛り上がりやすい方(診察で慎重に判断します)
悪性が疑われるほくろは、削って取るのではなく、保険診療を行う皮膚科・形成外科で検査を受けることが大切です。当院での診察で気になる特徴がみられた場合は、施術を行わず専門の医療機関をご案内しています。
仕上がりを左右する3つのポイント
1. 削る深さの判断
ほくろの色素は、皮膚の浅いところだけでなく、深いところまで続いていることがあります。深く削れば再発は減りますが、凹みや跡が残りやすくなります。浅すぎると、色が残ったり再発したりします。
当院では、色素の残り具合を目で確かめながら、傷を小さく抑えることと再発を減らすことのバランスを考えて深さを決めています。当院での再発率は30%程度で、再発した場合は追加の治療をご相談いただけます。
2. 部位に合わせた取り方
まぶたや唇、小鼻のきわなどは、皮膚の厚さや動きが部位によって違います。周りの形を崩さないよう、部位に合わせて削る範囲や形を調整します。
3. 施術後のアフターケア
同じように取っても、施術後の過ごし方で仕上がりは変わります。特に、かさぶたを無理にはがさないことと紫外線対策が大切です。詳しくは「ほくろ除去のダウンタイムと経過」で解説しています。
よくある質問
- 電気メスでのほくろ除去は痛いですか?
- 局所麻酔をしてから行うため、施術中の痛みはほとんど感じにくくなります。麻酔の注射時にチクッとした痛みを感じることがありますが、できるだけ痛みを抑えるよう配慮しています。
- 電気メスとレーザーでは、どちらが跡が残りにくいですか?
- どちらも削って取る治療で、跡の残り方は、ほくろの大きさ・深さ・部位や、削る深さの判断によって変わります。方法の違いだけで決まるものではないため、診察で仕上がりの目安をご説明します。
- 電気メスで取ったほくろは再発しますか?
- 深いところまで色素があるほくろは、再発することがあります。当院での再発率は30%程度です。再発した場合は、経過を見ながら追加の治療をご相談ください。
- いぼも電気メスで取れますか?
- はい。当院ではほくろと同じく、電気メスでいぼの除去も行っています。
まとめ|電気メスは「形を整えながら削れる」ほくろ除去
- 電気メスは、高周波電流の熱でほくろを表面から少しずつ削る方法です
- 当院ではモノポーラーとプラズマペンを、ほくろの状態に合わせて使い分けています
- 盛り上がったほくろや、まぶた・唇など細かな調整が必要な部位に向いています
- 仕上がりは、削る深さの判断とアフターケアで大きく変わります
「自分のほくろは電気メスで取れる?」という疑問にも、医師が直接お答えします。ほくろ除去の全体像は「恵比寿でほくろ除去」の記事でまとめています。
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※本記事の施術は自由診療(自費)です。料金はメニューページをご確認ください。
主な副作用・リスク:内出血、傷跡の赤み、色素沈着、傷跡、ケロイド、再発。経過には個人差があります。
