「ほくろを取ったら、かえって跡が目立つのでは?」「取ったのにまた出てきたらどうしよう」。ほくろ除去をためらう理由として、跡や再発への不安はとても多いものです。
ほくろ除去は皮膚を削る治療のため、跡がまったく残らないとは言えません。ただ、起こりうることとその理由を知っておくと、治療を選ぶときにも、施術後に過ごすときにも役立ちます。この記事では、ほくろ除去後の凹み・赤み・色素沈着・再発の原因と対処法を医師が解説します。
ご自身のほくろが取れるかどうか、まずは気軽にご相談ください。
ほくろ除去で跡が残る理由
ほくろは、色素をつくる細胞が皮膚の中に集まってできたものです。取り除くには、その細胞がある深さまで皮膚を削る必要があります。
皮膚は削られた部分を新しい組織で埋めて治りますが、元とまったく同じ状態には戻りません。そのため、浅く削れば跡は目立ちにくい一方で再発しやすく、深く削れば再発は減る一方で凹みが残りやすいという関係があります。
プライベートクリニック恵比寿では、電気メスで色素の残り具合を目で確かめながら、この2つのバランスを考えて削る深さを決めています。
起こりうる跡の種類と対処法
| 症状 | 起こる理由 | 経過・対処 |
|---|---|---|
| 赤み | 傷が治る過程で、新しい皮膚に血管が増えるため | 多くは数か月かけて薄くなる。紫外線対策をして経過をみる |
| 色素沈着(茶色い跡) | 炎症や紫外線の影響でメラニンが増えるため | 時間とともに薄くなることが多い。紫外線対策が重要。気になる場合は医師に相談 |
| 凹み | 深く削った部分が、周りの皮膚と同じ高さまで埋まりきらないため | 時間とともに目立ちにくくなることもある。残った場合はサブシジョンなどの治療を検討 |
| 盛り上がり(肥厚性瘢痕・ケロイド) | 傷を治す組織が過剰につくられるため。体質や部位が影響する | 早めの受診が大切。ケロイド体質の方は施術前にお伝えください |
| 内出血 | 麻酔や施術の際に細い血管が傷つくため | 通常は1〜2週間ほどで自然に引く |
跡の残り方は、ほくろの大きさ・深さ・部位・肌質によって個人差があります。
再発について
深いところまで色素があるほくろは、取り切れなかった細胞から、数か月後に再び色が出てくることがあります。当院での再発率は30%程度です。
再発を確実に防ごうとして一度に深く削ると、凹みが残るリスクが高くなります。そのため当院では、一度に無理に深く取るよりも、経過を見ながら必要に応じて追加の治療を検討する考え方をとっています。
取ったほくろが再び出てきた場合は、傷が落ち着いた頃にご相談ください。再治療のタイミングや方法をご提案します。
取った後に、短期間で大きくなる、形がいびつになる、色にムラが出るなどの変化がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
跡を残りにくくするためにできること
施術を受ける前に
- ケロイド体質や、傷跡が盛り上がりやすい方は、カウンセリングでお伝えください
- 「どこまで薄くしたいか」「再発をどこまで許容できるか」を医師とすり合わせておきましょう
施術を受けた後に
- かさぶたを無理にはがさない:自然に取れるのを待ちます
- こすらない:洗顔やタオルで強くこすらないようにします
- 紫外線対策を続ける:赤みが残っている数か月間は、日焼け止めなどで紫外線を避けます
- 医師の指示どおりにケアする:保護の方法や期間は、傷の状態に合わせてご案内します
施術後の経過と過ごし方は「ほくろ除去のダウンタイムと経過」で詳しく解説しています。
凹みが残ってしまった場合の治療
ほくろ除去後の凹みは、皮膚の下で組織が引きつれていることが原因の場合があります。その場合、細い針で引きつれをほぐすサブシジョンなどの治療で、改善を目指せることがあります。
当院で取ったほくろだけでなく、他院でのほくろ除去後の凹みもご相談いただけます。
よくある質問
- ほくろ除去の跡は、まったく残らないようにできますか?
- 皮膚を削る治療のため、跡がまったく残らないとは言えません。当院では、傷をできるだけ小さく抑えることと再発を減らすことのバランスを考えて施術しています。
- ほくろ除去後の赤みや茶色い跡は消えますか?
- 多くは数か月かけて少しずつ薄くなり、周りの肌になじんでいきます。紫外線を浴びると色素沈着が残りやすくなるため、紫外線対策を続けることが大切です。
- 取ったほくろが再発することはありますか?
- 深いところまで色素があるほくろは再発することがあり、当院での再発率は30%程度です。再発した場合は、傷が落ち着いた頃にご相談ください。
- 他院でほくろを取った後の凹みも相談できますか?
- はい、ご相談いただけます。凹みの原因や状態を確認し、サブシジョンなど適した治療をご提案します。
まとめ|跡と再発のリスクを知ったうえで、納得して治療を
- ほくろ除去は皮膚を削る治療のため、跡がまったく残らないとは言えません
- 赤みや色素沈着の多くは、数か月かけて薄くなります。紫外線対策が大切です
- 当院での再発率は30%程度で、無理に深く取らず、必要に応じて追加の治療を検討します
- 凹みが残った場合は、サブシジョンなどで改善を目指せることがあります
跡や再発が心配な方も、まずは医師にご相談ください。ほくろ除去の全体像は「恵比寿でほくろ除去」の記事でまとめています。
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※本記事の施術は自由診療(自費)です。料金はメニューページをご確認ください。
主な副作用・リスク:内出血、傷跡の赤み、色素沈着、傷跡、ケロイド、再発。経過には個人差があります。
