リジュラン・ジュベルック・プルリアルの違い|肌育注射の比較ガイド

肌育注射と呼ばれる治療にはいくつもの種類があり、名前だけを見ても違いがわかりにくいものです。リジュラン、ジュベルック、プルリアル——この3つは何が違い、どんなお悩みに向いているのか。成分・作用・ダウンタイムの観点から整理しました。

3つに共通していること

いずれも、シワを埋めたり輪郭をつくったりする「形をつくる治療」ではなく、肌そのものの質感を底上げすることを目的とした治療です。そのため次のような共通点があります。

  • 細い針で、顔全体に少量ずつ注入していく
  • 1回で完結せず、複数回を計画的に重ねる
  • 変化はゆるやかで、数週間〜数か月かけて実感していく
  • 注入本数が多く、痛みや緊張の負担がかかりやすい

最後の点があるため、これらの治療では麻酔の選択が快適さを大きく左右します。詳しくは静脈麻酔で受ける肌育注射をご覧ください。

ひと目でわかる比較表

リジュランジュベルックプルリアル
主成分ポリヌクレオチド(サーモンDNA由来)PDLLA(ポリ乳酸)+ヒアルロン酸ヒアルロン酸主体
目指すこと肌環境を整え、キメ・ハリ感へ肌の土台にじっくり働きかけるうるおい・ツヤ感を補う
得意なお悩みキメ、こじわ、肌の薄さ毛穴、浅い凹凸、ハリ不足乾燥、ちりめんジワ、ツヤ不足
変化の出方数週間かけてゆるやかに数か月かけて段階的に比較的早めに実感しやすい
ダウンタイム膨隆・内出血が出ることも白玉のような膨らみが残ることも比較的軽め
回数の目安複数回のクールを組む複数回のクールを組む複数回のクールを組む

※上記は一般的な傾向です。実際の適応や間隔は、肌の状態により異なります。

リジュラン|肌の環境を整える

サーモン由来のポリヌクレオチドを主成分とし、真皮環境に働きかけることを目的とした製剤です。肌の薄さ、キメの粗さ、目もとのこじわといった「質感」の悩みに選ばれます。

ヒアルロン酸を含むタイプ、含まないタイプなど複数の種類があり、部位や目的で使い分けます。それぞれの違いはリジュランの種類と選び方で詳しく解説しています。

当院では、痛みの少ないリジュラン治療を行なっており、静脈麻酔や笑気麻酔、表面麻酔で快適に施術が受けられます。

ジュベルック|土台からじっくり

ポリ乳酸(PDLLA)とヒアルロン酸を組み合わせた製剤です。ヒアルロン酸が先に働き、ポリ乳酸が時間をかけて肌の土台に作用していく設計になっています。

そのため、実感までに時間がかかる一方で、じっくりと変化を積み重ねたい方に向いています。毛穴の目立ちや、ニキビ跡による浅い凹凸感を気にされる方に選ばれることが多い製剤です。

注入直後に、皮膚の下に小さな白い膨らみが見えることがあります。通常は徐々に目立たなくなりますが、注入する深さや量によっては残りやすくなるため、施術者の経験が問われる治療でもあります。

プルリアル|うるおいとツヤに

ヒアルロン酸を主体としたスキンブースター製剤です。肌の水分保持に着目した設計で、乾燥によるちりめんジワや、ツヤ・なめらかさの不足を気にされる方に向いています。

3つのなかでは比較的早い段階で肌のうるおい感を実感しやすく、ダウンタイムも軽めであることが多い治療です。大きなイベントの前に肌を整えたい、というご希望にも合わせやすい選択肢です。

お悩み別・選び方の目安

目もと・口もとのこじわが気になる

肌の質感と薄さにアプローチする方向で検討します。乾燥由来のちりめんジワであれば、うるおいを補う製剤も選択肢になります。

毛穴の開き・肌のざらつきが気になる

土台からじっくり働きかけるタイプが選ばれやすい領域です。毛穴のタイプによって適した治療が変わるため、毛穴・こじわ編もあわせてご確認ください。

ニキビ跡の色味・浅い凹凸が気になる

赤み・色素沈着・凹凸で必要な治療が異なります。ニキビ跡・たるみ編で整理しています。

とにかく乾燥する・ツヤがない

うるおいを補うスキンブースターから始め、状態を見ながら他の治療を検討する流れが一般的です。

併用はできる?

目的が異なる製剤どうしを組み合わせることは珍しくありません。たとえば、肌の質感を整える治療と、うるおいを補う治療を時期をずらして行う、といった計画です。

ただし、同じ日に何種類も入れれば早く結果が出るというものではありません。ダウンタイムが重なることや、どの治療が肌に合っていたのか判断しにくくなることもあります。優先順位を決めて、段階的に進めるほうが結果的に近道になることが多いです。

よくある質問

結局、どれが一番効果がありますか?

目的が異なるため、優劣はつけられません。どのお悩みを優先するかによって、適した製剤が変わります。

全部やったほうがいいですか?

その必要はありません。診察のうえ、優先度の高いものから計画を立てることをおすすめします。

痛みはどれが少ないですか?

粘度や注入本数によって変わります。いずれも本数が多いため、痛みが不安な方には静脈麻酔という選択肢があります。

何回くらい通う必要がありますか?

いずれも複数回が前提です。肌の状態と目標により異なりますので、初回の診察で計画をご提案します。

迷ったら、優先したいお悩みからお聞かせください

肌の状態を診たうえで、必要な治療とその順番をご提案します。

自由診療・未承認医薬品等に関する注意事項

本ページで紹介している治療は、公的医療保険が適用されない自由診療です。効果の感じ方には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。

未承認医薬品等であること
リジュラン、ジュベルック、プルリアルは、いずれも日本国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていない未承認医薬品・医療機器です。
入手経路
医師の判断のもと、国内正規代理店を通じて輸入したものを使用しています。
国内の承認医薬品等の有無
同一の成分・目的で国内承認を得た医薬品はありません(ヒアルロン酸製剤については、国内承認された別の製品が存在します)。
諸外国における安全性等に係る情報
韓国および欧州等で使用実績のある製剤ですが、重大な副作用等の情報について各国機関の公表情報を随時確認しています。個人輸入された医薬品等は、健康被害救済制度の対象外となります。
主なリスク・副作用
内出血、腫れ、赤み、疼痛、注入部位の膨隆・しこり、感染、アレルギー反応など。
費用について
本治療は自由診療のため全額自己負担となります。料金は施術内容・部位・回数により異なります。最新の料金は料金表ページをご確認ください。
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