静脈麻酔で受ける肌育注射|眠っている間に、こじわ・毛穴・ニキビ跡へ

「肌育治療に興味はあるけれど、注射の痛みが怖い」——そう感じて一歩を踏み出せない方は少なくありません。静脈麻酔を使えば、うとうとと眠っているような状態のまま施術を終えることができます。この記事では、静脈麻酔と組み合わせて受けられる肌育治療(リジュラン・ジュベルック・プルリアル)について、仕組みから当日の流れ、注意点までをまとめました。

肌育注射の「痛み」がハードルになっていませんか

リジュランやジュベルックといった肌育注射は、顔全体に何十カ所も細い針を刺していく施術です。表面麻酔(クリーム麻酔)を使うのが一般的ですが、それでも痛みの感じ方には個人差があり、「思っていたより痛かった」「途中で体に力が入ってしまった」という声もあります。

痛みへの緊張は、単につらいだけではありません。体がこわばると呼吸が浅くなり、施術時間も長くなりがちです。結果として「もう一度受けたい」と思いにくくなり、複数回の継続が前提となる肌育治療とは相性がよくありません。

そこで選択肢になるのが、静脈麻酔(静脈内鎮静法)です。

静脈麻酔とは|眠っている間に施術が終わる方法

静脈麻酔は、点滴から鎮静作用のあるお薬を持続的に投与し、うとうととした眠りに近い状態をつくる麻酔方法です。全身麻酔のように人工呼吸器で呼吸を管理するものではなく、ご自身の呼吸を保ったまま、意識と痛みの感覚だけを和らげます。

多くの方は、点滴からお薬が入って数十秒〜1分ほどで眠りに入り、気がついたときには施術が終わっている、という感覚をお話しされます。施術中の記憶が残りにくいことも特徴です。

ポイント
静脈麻酔は「痛みを我慢しなくてよくなる」だけでなく、緊張しやすい方、じっとしているのが苦手な方、施術範囲が広い方にとってもメリットのある方法です。ただし全身状態の確認とモニタリングが必須で、どなたでも受けられるわけではありません。

局所麻酔・笑気麻酔との違い

種類意識特徴向いている方
表面麻酔(クリーム)あり皮膚表面の感覚を鈍らせる。塗布に20〜30分ほど必要短時間・狭い範囲の施術
笑気麻酔ありガスを吸入し、ふわっとした感覚に。緊張を和らげる軽い不安感がある方
局所麻酔(注射)あり部分的にしっかり効くが、注射自体に痛みがある限定した部位の処置
静脈麻酔ほぼなし(うとうと)眠っている間に終わる。記憶が残りにくい痛みが強く不安な方、広範囲の施術

当院では、痛みの少ないリジュラン治療を行なっており、静脈麻酔や笑気麻酔、表面麻酔で快適に施術が受けられます。

静脈麻酔の詳しい仕組みや安全面については、静脈麻酔ガイド|当日の流れ・注意点で詳しく解説しています。

静脈麻酔と組み合わせられる主な肌育治療

「肌育」とは、シワを埋める・ボリュームを出すといった造形的なアプローチではなく、肌そのものの質感・キメ・弾力を底上げしていく考え方です。代表的な注射製剤を3つご紹介します。

リジュラン(ポリヌクレオチド/PN)

サーモン由来のポリヌクレオチドを含む製剤です。真皮環境に働きかけ、肌のキメ・ハリ感を整えることを目的として用いられます。目もと専用のタイプなど複数の種類があり、悩みや部位によって使い分けます。

ジュベルック(PDLLA+ヒアルロン酸)

ポリ乳酸(PDLLA)とヒアルロン酸を組み合わせた製剤で、時間をかけて肌の土台に働きかけることを目的とします。毛穴の目立ちや浅い凹凸感、ハリ不足を気にされる方に選ばれています。

プルリアル(スキンブースター)

ヒアルロン酸を主体としたスキンブースター製剤です。乾燥によるちりめんジワや、うるおい・ツヤの不足が気になる方に向いた選択肢です。

3つの違いはリジュラン・ジュベルック・プルリアルの比較ガイドで整理しています。

こんなお悩みの方に検討していただけます

  • 目もとや口もとのこじわが気になり始めた
  • 頬の毛穴の開き・ひらいた毛穴が縦長になってきた
  • フェイスラインのたるみやハリ不足を感じる
  • ニキビ跡の赤み・色素沈着で肌がくすんで見える
  • ダウンタイムの長い治療は避けたいが、何かはじめたい

お悩み別のアプローチは、毛穴・こじわ編ニキビ跡・たるみ編でそれぞれ解説しています。

施術当日の流れ

  1. ご来院・問診既往歴、内服中のお薬、アレルギー、当日の体調を確認します。飲食の時間もあわせて伺います。
  2. 診察・治療計画のご相談肌の状態を診察し、どの製剤をどの部位に、どのくらいの間隔で行うかをご相談します。
  3. 点滴・モニター装着血圧、心電図、血中酸素飽和度を確認できる状態を整えます。
  4. 静脈麻酔の開始点滴からお薬が入り、うとうととした状態に移行します。
  5. 施術眠っている間に注入を行います。所要時間は範囲や製剤によって異なります。
  6. リカバリーお薬を止めると徐々に目が覚めます。しっかり覚醒し、歩行が安定するまで院内でお休みいただきます。
  7. ご帰宅状態を確認のうえご帰宅いただきます。当日のお車・バイク・自転車の運転はできません。

受ける前に知っておきたい注意点

事前準備

  • 施術前の絶飲食(時間はクリニックの指示に従ってください)
  • 当日は運転を伴わない来院方法をご手配ください
  • 可能であればご帰宅時の付き添いがあると安心です
  • コンタクトレンズ、アクセサリー類は外していただきます

受けられない場合があります

心臓・呼吸器の持病、重度の睡眠時無呼吸、妊娠中・授乳中、特定のお薬を内服中の方などは、静脈麻酔を見合わせる場合があります。安全に行うための判断ですので、問診では正確な情報のご申告をお願いします。

起こりうるリスク・副作用

静脈麻酔では、ふらつき、吐き気、点滴部位の内出血や痛み、まれに呼吸抑制・血圧低下などが生じる可能性があります。注射施術そのものについては、内出血、腫れ、赤み、注入部位のしこり感、感染などが起こりうるほか、効果の感じ方には個人差があります。気になる症状が続く場合は速やかにご連絡ください。

よくある質問

本当に痛みを感じませんか?

感じ方には個人差がありますが、多くの方は施術中の記憶がほとんど残りません。麻酔の深さは状態を見ながら調整します。

施術後すぐに帰れますか?

覚醒を確認したうえで、院内でお休みいただいてからのご帰宅となります。当日は予定を詰めすぎないことをおすすめします。

1回で変化を実感できますか?

肌育治療は複数回を計画的に重ねることを前提とした治療です。回数や間隔は肌の状態と目標によって異なりますので、診察時にご提案します。

メイクはいつからできますか?

製剤や注入方法によって異なります。一般的には翌日以降とご案内することが多く、当日の可否は施術後に個別にお伝えします。

痛みが不安な方こそ、一度ご相談ください

肌の状態を診たうえで、必要な治療と麻酔の選択肢をご提案します。ご予約はWebまたはLINEから受け付けています。

自由診療・未承認医薬品等に関する注意事項

本ページで紹介している治療は、公的医療保険が適用されない自由診療です。効果の感じ方には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。

未承認医薬品等であること
リジュラン、ジュベルック、プルリアルは、いずれも日本国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていない未承認医薬品・医療機器です。
入手経路
医師の判断のもと、国内正規代理店を通じて輸入したものを使用しています。
国内の承認医薬品等の有無
同一の成分・目的で国内承認を得た医薬品はありません(ヒアルロン酸製剤については、国内承認された別の製品が存在します)。
諸外国における安全性等に係る情報
韓国および欧州等で使用実績のある製剤ですが、重大な副作用等の情報について米国FDAをはじめとする各国機関の公表情報を随時確認しています。個人輸入された医薬品等は、健康被害救済制度の対象外となります。
主なリスク・副作用
内出血、腫れ、赤み、疼痛、注入部位のしこり、感染、アレルギー反応など。静脈麻酔についてはふらつき、吐き気、まれに呼吸抑制・血圧低下など。
費用について
本治療は自由診療のため全額自己負担となります。料金は施術内容・部位・回数により異なります。最新の料金は料金表ページをご確認ください。
最近の記事
  1. 静脈麻酔は怖い?痛みが苦手な方のための静脈麻酔ガイド|当日の流れ・…

  2. リジュランの種類と選び方|HB・S・目もと用の違いをわかりやすく解…

  3. リジュラン・ジュベルック・プルリアルの違い|肌育注射の比較ガイド

  4. 毛穴の開き・こじわが気になる方へ|肌育注射でのアプローチと選び方